活動レポート

町全体が「自然エネ」

2011年11月8日

PB070117 原発に頼らない、水力・風力・太陽光発電などの自然エネルギーで、ゆくゆくは100%を目指しているという、高知県の梼原町へ視察に行ってきました。

11月7日

高知県の津波防災対策について、県庁で説明を受けました。3・11を受けて危機管理室からは、「南海地震対策再検討プロジェクト」の取り組み、石油タンク等の津波対策、地盤沈下の対策など国の対策待ちという部分もありますが、事業者・行政・国一体で、今後検討していくとのことでした。

土木課・河川課では、マグニチュード8,4を想定。対策を考えていることが報告されました。

教育委員会からは南海地震に備えた、避難訓練実施状況調査を行い、保育所・幼稚園・小学校・中学校・高等学校等で、状況を把握し課題を明らかにし、今後の対策の方向性を検討していくとのことでした。

11月8日

CIMG7289 梼原町役場で地産地消の自然エネルギーを生かしたまちづくりの取り組みについて説明をうけ、施設を見学してきました。

役場は、外壁も内部にもふんだんに梼原産のスギ材を使用し、あたたかい木のぬくもりに包まれた庁舎となっています。お天気の良い日や、イベントを行う時には、正面の扉全体が開け放され、災害時の避難場所にも、使えるようになっています。

愛媛県との県境にある風力発電(600kw×2基)は年間380万kwの発電量を想定。町内58%の電力をまかなっています。2050年までに40基にする目標です。

CIMG7352 梼原川のわずか6mの段差を利用した小水力発電(53kw)で発電された電力は、昼間は中学校に、夜は82基ある街路灯(木材を使用)に使用されています。夜街路灯から漏れる明かりが静かに通りを照らし癒されます。

個人住宅、公共施設に設置した太陽光発電は、設置に1キロワット20万円の補助(上限80万円)を行い、現在1,777世帯のうち106戸に設置。2050年までに、500戸設置を目指しています(3件に1件になります。すごいです)。

ほかにも地中熱を利用したエコ住宅にも取り組んでいます。

CIMG7402なんといっても力を入れているのが、まちの91%を占める森林の活用。公営施設などへの活用と同時に、間伐時に出る端材を原料に、固形燃料である木質ペレットを製造し公共施設の冷暖房に利用しています。木に含まれるリグニンが接着剤の役割をしているため、純粋に木のみで作られているので安心です。

CIMG7465 太陽の恵みである太陽熱・光、風力、水力、地熱や、木質ペレットなどの再生可能エネルギーの活用で、自然にやさしい楠原町の取り組みを視察して、このような取り組みが、今全国で求められているのではと思いました。