活動レポート

第23回「子どもの未来をひらく川崎集会」

2012年11月11日

DSC03125

毎年行われている「子どもの未来をひらく川崎集会」。今年は麻生区の麻生小学校で行われました。

小説家・児童文学作家の、あさのあつこさんの対談があると聞いていたので、楽しみにしていました。小説「バッテリー」は1000万部を超えるベストセラーを記録し、2007年映画化されたこともあり、子どもから大人までファンの層が広く、あちこちから講演のの依頼がかかるそうです。

岡山県実作市在住。対談は、ご主人が鹿の角を拾ってきて「土産だぞー!」と帰ってくるというエピソードから入り、ユーモアたっぷりに話が続きます。実作市は何もないところだけれども、風の音、草木のにおい、空気の動きなど四季折々を五感に感じることのできるところと紹介。

二人の息子さんと一人の娘さんのことを話しながら、子どもを育てるときは、「愛しい」と思える子育てをしてほしいと話されました。

いろいろ手のかかった娘さんに「生まれ変わるとしたらどんな人に生まれ変わりたいか」と尋ねたら「生まれ変わっても、また自分に生まれ変わりたい」と言われた時のうれしかったこと。

かわいがっていた猫が、車にひかれて死んでしまったとき、長男はワアワア泣いて、部屋にこもってしまったのに、二男はシラーッとしていたので、この子はなんと感情のない子だろうと思ったが、庭に埋めるときに、「チクショウ!」と言って、穴のそばに立ちすくんでいた。その時、彼の悲しみ、表に出せない心の慟哭を感じた。と話された時は、私も胸が締め付けられるようでした。

長男が中3で不登校になった時には「何故学校に行けないの、1番になれと言っているのではない。みんなが行くように普通に、ただ学校に行くだけのことなのに、それがなぜできないのか」と言ってしまったことが、今は本当にむごいことを言ったのだと思う。本当は、子どもに言わなければならなかったこと、伝えたかった一言を、今、書き手として伝えなくてはと思って書いている。

あさのあつこさんの話しを聞いて、彼女の書いた本が無性に読みたくなったのは私だけではなかったようです。