活動レポート

相模原市の中学校給食の様子をお聞きしました。

2013年5月27日

 

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中学校完全給食を行っている相模原市に、その様子をうかがいに行ってきました。中学校給食を実施することになった経過、実施の目的、食育の位置付け、地産地消の取り組み、喫食率、食い区の取り組み、給食費の保護者負担と市の負担割合、今後の課題などについて伺ってきました。

相模原市では、平成20年11月に「相模原市立中学校完全給食実施方針」を策定し、全ての中学校で早期に、完全給食を導入し、栄養バランスのとれた安全な給食を提供することにしました。区内の中学校30校において弁当併用によるデリバリー方式の完全給食を実施、市の栄養士が作成した献立に基づき、民間事業者の調理場で調理された給食を中学校に届けています。一日当たりの食数は、約10,500食(喫食率60%)を見込み、市域を五つのブロックに分け、給食調理事業者(4社)が配送。給食費は保護者が300円、市が300円負担。

相模原市は、1市4町が合併したことにより、すでに中学校給食を実施していた町から続けてほしいとの要望があり、実施に至ったとのことでした。

喫食率は当初60%を目指していましたが、年々少しづつ減り、昨年は49%となっているとのこと。肉より魚の日が喫食率が低い、野菜が30%ほど残されている、小学校では食べていたものが中学校では残される。などの実態もあることから、保護者対象に、試食会を行ったり、ブログを作って内容の充実を図っているそうです。また、学校で、昼の献立を子どもたちが考え、給食で実現して、食べさせるなどの工夫や、作ったおかずを急激冷却するため、まずくならない工夫や、冷めてもおいしく食べられるカレーなどを考えたりする中で、食べるごとにおいしくなってきているという声が出てきて、それなら給食を進めていこうということになっているそうです。

味が薄いという声もあるけれども、化学調味料を使わないで、ダシづくりから始めていることも伝えている。歯科医からは、最近は、濃い味に慣れてきている子どもが増え、肥満傾向にあるので薄味の方がいいとの声もあります。

試食会に参加した父母の感想では、「成長期の子供たちのことを考えた、給食事業はありがたい。野菜が多いと聞いていたが思ったより少なく感じた。うす味をイメージしていたが、しっかり味がついている。市内の野菜を使っていることをもっとアピールしてほしい。栄養バランスがよく考えられている。栄養満点で300円、育ち盛りの子どもにとってありがたい。子どもが言うほどまづくない、弁当に比べ野菜がおおく入っているのがいい。」などの声が寄せられています。

就学援助を受けている生徒は、16%(生保は2,4%)いますが、利用率は50%とのことでした。理由はまだ把握していないとのことでした。

今後の課題としては、温かい汁物の提供をという声に対する対応。下がっている喫食率をどうするか(あがればいいというものではないが)。デリバリーは、量が同じなので、成長に合わせたものにするにはどうすればいいか。全員に給食を食べてほしいと思っているが、弁当の良さもあるので悩ましい。アレルギー対策に苦慮している。などがあるそうです。

聴き取りの後、実際に給食を食べました。豚肉のデミグラスソース、マッシュポテト、きゅうりの胡麻和え、フレンチサラダ、リンゴ、ご飯と牛乳。見た目は、本当に野菜が多いという感じがしましたが、食べると、それぞれにしっかり味がついていてすごくおいしいし、ボリューム感もあり満足でした。これだけしっかり食べることができて、300円なら、言うことなしです、御飯も温かでしたが、やっぱり、汁ものがほしいかな。