活動レポート

教育にもっとお金を!

2013年8月25日

8月24日・25日に行われた第59回日本母親大会の2日目、分科会「教育にもっとお金を」に参加しました。さいたま教育文化研究所の白鳥勲さんからお話がありました。

90年代以降作り上げられてきた弱肉強食・競争・自己責任を押し付けられる新自由主義。30代の青年が餌食にされ、リストラ、非正規、生活苦により、働くものとしての誇りさえ、失わされ、心が折れてしまう現実があること。

子どもに関しては、「国連 子どもの権利委員会」が過度な競争的環境におかれた子どもの、いじめ、精神的障害、不登校、中退、自殺などを懸念していること、また、子ども・親子の貧困の原因に、労働規制及び民営化政策や、教育費支出の抑制、競争主義的な教育制度などを挙げています。近年の経済危機の下で、貧困が増加し、すでに人口の15%が貧困であること、子どもの幸福及び発達のための補助金、手当がそれに対応して、増加していないことを懸念していることについて話され、これらを解決するためには、家庭をめぐる施策の見直し、競争主義的な教育制度の見直し、条件整備と財政策の改革、企業の社会的責任を取らせることが必要と話されました。人間によって意図的に作られた社会は、人間によって変えようと呼び掛けられました。

参加者からは、中学校給食実施の取り組み、就学援助、生活保護、保育園委託、奨学金制度、高校授業料無償化、少人数学級など多岐にわたる報告・意見・質問が出され交流しました。

保護世帯で育った子供が、大人になって再び保護を受ける割合が、25,1%、中卒・高校中退の低学歴者(母子家庭の場合)に限ると72,1%、貧困の連鎖と低学歴には強い関係があることや、15歳で小学校4年生の学力(学ぶ内容)を身につけていない子が、60%もいることに驚きました。ほんとうに、「教育にもっとお金を」かけるべきですね。