活動レポート

奈良市伏見中学校の給食を見てきました。

2015年10月29日

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10月21日、日本共産党議員団で奈良市の「自校調理方式による中学校給食について」、奈良市立伏見中学校を視察しました。

伏見中学校では、校長先生、教頭先生、教育委員会から2人の方が出迎えていただき、お話を伺いました。

奈良市では中学校給食の導入に際し、どのような方式が良いか検討委員会で検討した結果、初期経費と30年間の維持経費を合算すると自校方式よりセンター方式の方が経費がかかることになり、コスト面では自校方式の方が優位だとの結果が出たそうです。また、食育、地産地消、防災、食の安全、アレルギー対応、学校行事への柔軟な対応、2時間以内の喫食など、様々な視点から比較・評価を行ったところ、安全で安心な給食を提供するという学校給食にとって、は、自公方式または親子方式が良いのではないかということになったとのことでした。

給食を始めるにあたっては、給食指導に向けての担任の負担増や、配膳等の際のトラブル、配膳に時間がかかり、授業への影響が出る、アレルギー対応など、不安の声もあるため、導入にあたっては学校関係者との協力が不可欠であり、十分な調整を行う必要があるとのことでした。

伏見中学校では、以前、家庭からの弁当を持ってこられないという生徒の実情があり、デリバリーを始めましたが、人気がなく1校で10人の申し込みという状況になっていたそうです。そこで、完全給食に踏み込むことにしたとのことです。給食室を何処につくるのかの検討からはじまり、敷地探しを始めた。運動場に影響を与えないよう、駐輪場なども移動するなど、ぎりぎりの選択で頑張って造ったそうです。(もともと給食室ができる条件はなくても、工夫すれば作ることができるものなんだということを給食室を見て感じました)

給食室は広くないことから、生徒が食器などを取りに行く場合は、一方通行にすることや、紙パック牛乳では、洗った後水きりのため振りますが、危ないのでビンにしてもらうなどの工夫もしたそうです。給食時間は、給食準備・給食・後片づけには今まで40分だったところを、45分にしたとのことです(川崎は20分を35分になる予定です)部活や授業への影響についての声もありましたが、全国的に行っていることなのだから、私たちも頑張ってやりましょうと声をかけているとのことでした。

食物アレルギーについては6%と増えていて、エピペンを持ってきている子もいる。卵、牛乳、そば、落花生のほかキュウイ(16名)などに気を付けている。けれども、アレルギー対応できるような個室は造れないので、専用の鍋を使い、除去食をつくる人はエプロンを替えています。地産地消は26年度36%、給食費は300円(小学校は246円)、就学援助対象は市内で約2万人中、2千件ほど、

エレベーターについては、ほとんどの中学校が3階建てなので設置していないとのことでした。危険のないよう一方通行にしているとのことでした。

生徒が給食の準備をするところや配膳の様子を見せていただきました。

生徒が配膳室に入る時、2人の先生が、生徒の手に消毒液をふりかけています。学年ごとに帽子の色を分けていますが、エプロンはそれぞれかわいい自分のものを使っています。生徒の胸には名札がかかっていて、自分が何を持っていくのかが分かるようになっています。意外とみんな軽々と食器、食缶を運んでいました。

教室に行って配膳の様子を見ました。各クラスによって、配膳の仕方が違うので聞いたところ、はじめは先生がやり方を教えようとしていたのですが、生徒に自分たちで考えさせる方がいいということになり、自由にさせている。意外と早く準備できる方法を考えているようなので、「いいかな」とのことでした。

私たちも給食をいただきました。献立は、麦ごはん・牛乳・ニシンの甘露煮・豚じゃが・切干大根の甘酢煮です。おいしくておなかいっぱいになりました。9月10月の献立表を見ましたが、野菜を使った献立が多く、揚げ物はほとんどありませんでした。

校長先生が「今日の豚じゃがは、節約しようと努力しているのはわかるけど、肉をもう少し大きくしてほしいな。細かすぎてこれじゃひき肉みたいだ」と注文をつけている様子がほほえましかったです。