活動レポート

北海道(札幌・帯広・伊達)に視察に行きました。2日目です。

2017年7月6日

二日目は、帯広市の学校給食センターでレクチャー、施設見学と試食を行いました。

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帯広市学校給食センターは、平成27年4月から開始され3年目です。建物は敷地面積24,026㎡で2階建て、14,000食の給食を作ることができます。市直営で、小学校26校、中学校14校、へき地の保育所5か所に配送車16台で配送しているとのことです。かなり長距離の配送なのではとお聞きしたところ、信号や車はあまり走っていないので、一番遠くても40分(30㎞先の学校)でつくそうです。なんと、10㎞に一つも信号がないところもあるという話に驚きました。

配膳員は、各小学校・中学校に、給食配膳員1~2名を配置し、給食、食器等の数量確認・配膳、回収等・清掃、整理整頓を行っています。

給食費は、小学校230円(年間43,700円)、中学校は285円(年間54,150円)、保育所は116円(年間給食費は実費)給食費の徴収は事務員1名を配置し、教員の手を煩わせることはないそうです。

栄養教諭、栄養士による指導については、全小学校の1・3・5年生を対象として、アレルギー・地産地消を中心に栄養教諭が指導給食時間に学校を訪問して、健康と食事に関する指導や給食の準備・後片付けなどの指導をしているとのことでした。でも、食育のコマ数があるわけではないので、保険の時間や、給食時間にしか入れない。栄養職員との打ち合わせしかできないなど。結局、栄養教諭・栄養士5人で、一年間に1クラス1回しか入ることができないとのことでした。

給食の食べ残しについては、年間残量241,580㎏、1日平均残量は1,167㎏

服部センター長は、自校方式もいろいろ考えてきましたが、27年28年と直営でやってきて、やっと軌道に乗ってきました。地場産野菜を中心にと考えていますが、昨年の台風の影響で使えない状況になりました。ニンジン、ジャガイモ、コーンについては直接使えず、冷凍で活用していました。3か月ぶりに地場産のジャガイモを今日使用できると喜んでいました。

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施設見学をするのは、建物の2階部分から。入口フロアーには、地産地消の紹介、生産者の紹介、学校給食のあゆみ、給食だより、アレルギー対応の説明と容器、これまで給食で使われてきた食器などが、並べられています。とてもよくわかり、勉強になります。

実際に調理をしている様子を見て回りました。

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はじめに見たのは、2台のコンベヤーでかき混ぜられたご飯を、6人で各学校に仕分けをしているところです。炊き上がったご飯をかくはんすることで、ふっくらと仕上がっているのでおいしそうです。朝6時から、800キロのお米が、洗米から自動で動き始め、炊き上がるそうです。巨大な装置に驚きです。

次はおかずづくり、台風以来使うことのできなかった地場産のジャガイモが今日初めて使われるとのこと。人かま1,000人分のかま10台が並んでいます。肉じゃがづくりが行われていました。和え物は、すべての野菜を75°Cに蒸して、10°Cまで冷まして使います。調理室は22度から23度に設定。

各調理室ごとの色分けがしてあり、下処理、調理、出来上がりを運ぶスペースなど、床も色分けしてありました。(肉・魚の部屋の床も色分けしています)各スペースごとで、働いている人の服装の色も決まっていました。食材ごとに一方通行作業となっていて、混ざらないようにしているとのことでした。(もし、事故が起きた時にどのラインで起こったのかがわかるようになるとのこと)

働いている人は、帯広市の方が中心。車で30分以内で来ることができる方。時給は990円ですが、一般的には800円台が多いので高いそうです。1日の方は7時間45分、パートさんは、午前は4時間、午後は3時間40分です。

今年3年目を迎え、トラブルはありませんでしたか、とお聞きしたところ、はじめは施設のどこに何があるのかわからなかったので、時間のロスがありましたが、今は順調ですとのことでした。

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見学については、試食は5人以上で、市民の人はOKだそうです。安全管理のためにモニターを設置していますが、説明にも使っています。見学は、小学校1年生の授業の中にとりいれていて、食育としても、良いと思っているとのことです。川崎でも、1万5000食の南部センターは見学コースがありますが、1万食の中部センターはモニターのみ、6000食の北部センターは、何もありません、せめて、様子がわかるための手立てが必要です。

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試食をしました。今日の献立は、ご飯、あぶらげと大根の味噌汁、肉じゃが、キューリとキャベツの塩こぶの和え物、牛乳です。ギャガ芋が甘くてまったりしていてとてもおいしかったので、おかわりしてしまいました。

視察後、帯広駅から、4時間かけて、伊達紋別駅に移動し宿泊しました。