麻生区議団は11月29日、平成30年度麻生区重点予算要望を市長に届け、懇談を行いました。要望書の内容は、以下の通りです。
1、 川崎新都心「新百合ヶ丘駅周辺」に相応しいまちづくり
(1) アートセンター、昭和音楽大学、日本映画大学などの文化資源を利用した「芸術のまち構想」の更なる促進
(2) 周辺道路の混雑解消策の具体化、南口バスロータリー・北口ロータリーの改善
(3) 南口ロータリーに観光バス等のバス停を設置
(4) 北口の区役所周辺エリアを含めた抜本的な再編整備を図ること
2、 環境対策に配慮した区内主要都市計画道路等の整備促進
(1) 世田谷町田線・菅早野線・横浜上麻生線の整備促進と野川早野線・栗木線の道路整備プログラムへの位置付けと整備促進すること
(2) 尻手黒川線の第4期工区早期開通によるラダー型交通体系の整備とバイパス路線としての柿生町田線の早期整備を図ること
3、 コミュニティ交通網の整備・拡充
(1) 多摩美・細山・麻生台・岡上地区など高齢化が進む交通不便地域、高齢化が進む地域のある片平地区へのコミュニティバス等の導入
(2) 高齢者外出支援のため市営バス路線等の再編検討、及び民間既存バス路線の延伸・拡充を促進するために協力すること
4、 鉄道輸送の充実と安全対策
(1) 横浜市営地下鉄3号線の延伸については、川崎市総合都市交通計画の取組時期をBに改めること。また、本市域分について3号線延伸の名目を明示した応分の予算措置を図ること
(2) 新百合ヶ丘駅までの複々線化の促進とロマンスカーの新百合ヶ丘駅停車数の改善
(3) 小田急線の麻生区内の踏切の安全対策を推進すること
(4) 柿生駅周辺地区の再開発事業を推進し、南北自由通路の新設を検討すること
5、 都市農業の振興
(1) 区内4ヶ所の農業振興地域への抜本的支援策と、違反転用農地への改善対策の推進すること
(2) 区内農業従事者に対する生産基盤の安定・販路拡大に対する支援を推進すること
6、 緑陰型公園・里山の整備
(1) 区内都市公園・近隣公園等へのベンチ・遊具の充実
(2) 7区で最も市民一人当たりの緑被率が高い麻生区において、公園や歩道の街路樹などの維持管理の充実と、そのための予算を拡充
(3) 里山保全をはじめとする市内緑化に努めるボランティア活動への支援を拡充
7、 市民利用施設等の充実
(1) 長沢中学校区・はるひ野中学校区における「老人いこいの家」の早期整備を図ること
(2) 小児・産婦人科および小児休日救急医療の拡充
8、 防災・防犯について
(1) 現行の指定避難場所を見直し、町内会単位など指定個所を細分化し、地域の実情に合った避難場所の指定および防災ネットワークの再構築と防災拠点への備蓄品の常時確保をすること
(2) 緑地や公園等が多く点在する麻生区において、特に、犯罪抑止のため防犯カメラを積極的に設置すること
(3) 世田谷町田線の万福寺4丁目交差点に、横断歩道橋を新設するなど、区内の学童通学路の安全対策を具体的に推進すること