議会活動報告

一般質問を行いました。③小・中学校の雨水貯水グランドについてです。

2019年12月19日

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11月18日に行った一般質問の③小・中学校の雨水貯水グランドについての、質問と答弁は、以下の通りです。

小・中学校の雨水貯水グランドについて、教育次長・建設緑政局長・危機管理監に伺います。

各学校で行われている防災訓練に参加した時、「この学校のグランドは、大雨が降った時、川が溢れないように雨水をためて、雨が収まったら、少しずつ川に流していく仕組みになっているのですよ」と説明されました。後日、台風19号の時には、「膝ぐらいまで雨水がたまった」と校長先生から伺いました。

本市では、集中豪雨による浸水被害の軽減を図るため、流域の治水対策として、雨水流出抑制をおこなっており、大雨が降った時にその雨水を一時止めしたり、浸透させたりすることによって下水道や河川に能力以外の水が一気に流出しないようにしているとのことで、この仕組みは、「雨水流出抑制施設」として、小中学校において設置されているとのことです。

質問①

そこで、公立学校のグランドにおける「雨水流出抑制施設」の設置状況について、教育次長に伺います。

答弁

市立学校におきましては、校舎の増改築等を行う際に法令及び行政指導によって施設の設置を求められております。

具体的には、鶴見川流域内で一定規模以上の建築等を行う際に許可が必要となる「特定都市河川浸水被.害対策法」のほか、建設緑政局で実施している「雨水流出抑制指導」、昭和60年から平成9年まで実施した「流域貯留浸透事業」及び鶴見川流域水害対策計画など、建設時期や場所などによって様々な法令等に基づき設置しており、所管も異なることから、設置状況の蓄積はないものの、施設の管理については学校が適切に行っているところでございます。

質問②

校舎の増改築を行う時に、施設の設置がもとめられてはいるが、教育委員会として、設置状況を把握していないということに、驚きました。それでは設置工事を行った建設緑政局長に伺います。国の補助金事業として、昭和60年から平成9年までの期間で行った「流域貯留浸透事業」における公立学校での施設設置状況について、伺います。各学校のグランドの仕組みは、グランドの上に雨水をためる貯水型か、グランド下に雨水を浸透させて地下でためる貯水型であるか、その区分について、また、なぜそのような区分にしたのかについて、伺います。

答弁

当該事業で公立学校に雨水流出抑制施設を整備している箇所数につきましては、小学校で16校、中学校で6校の合計22校でございます。

各学校の貯留方式の区分につきましては、経済性や、現地の地形など立地特陛等を踏まえ決定しております。これまでの整備実績といたしましては、校庭の全部または一部を利用するグラウンド表面貯留式が19校、地下に貯留槽を整備する地下貯留式が2校、表面貯留式と地下貯留式の併用が1校でございます。

質問③

貯水状況については、公立学校179校のうち22校しか掌握されていないとのことです。校舎の改築や増設をするとき、また、グランド周辺に防災倉庫などを設置したりする場合、グランドの下に貯水管が埋まっていることを知らずに工事をしたら大変なことになります。また、避難してきた子どもが、たまった雨水でおぼれることも考えられます。学校の中の雨水貯留設置データーについては、急ぎ調査・掌握し、教育委員会・建設緑政局とも共有しておく必要があると思います。建設緑政局長・教育次長に、伺います。

建設緑政局長の答弁

公共施設などの整備におきましては、現在、法令や行政指導により雨水を一時的に貯留し河川の負担を軽減する流出抑制施設を整備していただいているところでございます。学校施設につきましては、施設を利用する児童や関係者の方々のさらなる安全性の確保に向け、関係部署と清報を共有してまいります。

教育次長の答弁

学校敷地内の雨水貯留施設につきましては、河川の氾濫や都市型水害を防ぐことを目的としておりますので、今回の台風第19号の状況も踏まえ、教育委員会といたしましても、今後、適宜設置状況の調査を行い、建設緑政局と情報を共有してまいります。

質問④

校長先生からは、「先日の台風19号の時、グランドに水がたまり、後日その水を流していくのですが、水と一緒に、グランドに敷いてある砂も一緒に流れて行ってしまい、あとは、土がむき出しになり、ドロドロ状態で、グランドが使用できない状態になり、体育の授業や、休み時間の運動に影響が出た」とのことで、「再び砂を補充するにも費用がかかり大変です」とのことです。このような状況は、今回に限らずこれまでもあったとのことです。費用負担やグランド整備については、学校任せにせず、教育委員会として対応すべきと思いますが、伺います。

答弁

学校施設に係る営修繕につきましては、各学校からの申請に基づき緊急性や安全陛等を個別に勘案し、優先順位の高いものから適宜対応しているところでございます。台風や大雨の際などにも、学校運営に支障がないよう、学校と協議し、対応してまいります。

質問⑥

別の学校では、防災倉庫にある資材を取りに行こうとしたら、グランドに雨水がたまっていて、取りに行くことができず、腰まであるゴム長ズボンを買ってもらって、取りに行ったとのことです。グランドに水をためた場合、その水深は、30センチ前後が多いですが、40センチから70センチのところもあります。これまで、防災対策としては、火災・地震を想定し訓練していましたが、豪雨対策として、貯水グランドとの関係もあることから、防災倉庫の設置場所についても、検討する必要があるのではないでしょうか、危機管理監に伺います。

答弁

洪水などの浸水対策として、備蓄倉庫を他の場所に移設することは学校施設内のスペースにも限りがあるため、難しいものと認識していることから、倉庫内の棚を活用し、水にぬれて使用不能となる物資については棚の上段へ配置することとしております。あわせて、風水害時において避難所開設まで準備を行う時間もあることから、状況によっては校舎高層階へ物資の移動も想定しているところでございます。

今回の台風第19号では、事前に校舎高層階への移動を行ったところもございましたが、区によってその対応は様々であったことから、今後につきましては、備蓄倉庫の設置状況について検証するとともに、関係局区と共通認識を図りながら、災害の状況に応じた柔軟な対応を目指してまいります。

要望

備蓄倉庫の設置状況について検証するとともに、関係局区と共通認識を図りながら、災害の状況に応じた柔軟な対応を行うとのことです。教育委員会、建設緑政局とも設置状況を、共有していただくことを、お願いいたします。