議会活動報告

市内緑地での「ナラ枯れ」について質問しました。

2020年12月15日

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12月15日、一般質問で、市内緑地での「ナラ枯れ」について建設緑政局長に質問しました。

質問①

私は、いくつかの緑地保全活動に、参加していますが、その中で、「ナラ枯れの被害が、川崎にも広がっていて心配」との声や、すでに、対策を行っているところもあります。まず「ナラ枯れ」とは、どういうものか概要について伺います。

◎答弁

ナラ枯れについての御質問でございますが、ナラ枯れは、ナラ類やシイ・カシ類などの樹幹にカシノナガキクイムシが穿入し、ナラ菌を樹体に感染させることで、水を吸い上げる機能が阻害され樹木の一部または全体が枯死する伝染病でございます。ナラ枯れ発生の要因となるカシノナガキクイムシやナラ菌は日本の在来種でございまして、老齢の大径木が多い広葉樹林で発生することが多いとされています。

質問②

ここ数年で、被害が急増しているとのことですが、その実態と原因 、今後の課題について、伺います。

◎答弁

ナラ枯れについての御質問でございますが、ナラ枯れの発生状況につきましては、全国的には、古くから発生の記録があり、数年で終息したとされていますが、平成2年頃から日本海側を中心に被害が目立つようになり、平成12年頃から全国的に拡大してきたといわれています。神奈川県では、平成29年に初めて確認されたところでございまして、本市におきましては、平成30年に初めて確認してから、被害が拡大し、令和2年10月末の時点で約700本を確認しているところでございます。原因につきましては、様々な要因が考えられますが、神奈川県によると、生活様式の変化により、コナラ・クヌギが薪炭材として使用されなくなったことで、ナラ類やシイ・カシ類の高齢化・大径化によりカシノナガキクイムシの繁殖しやすい森林環境になったことが、被害拡大の要因のーつと考えられております。今後の課題につきましては、被害により枯死した樹木の倒木の増加や景観への影響等が考えられます。

質問③

本市ではここ2~3年で、700本の確認がされているとのことですが、まだ、20カ所程度の報告です。被害状況を把握するためには、何より調査が必要です。現地調査について、伺います。

◎答弁

ナラ枯れについての御質問でございますが、被害状況の調査につきましては、区役所道路公園センターで行っている公園パトロールや、市民活動団体等からの連絡により、市内の公園緑地における被害の把握に努めているところでございます。

質問④

ナラ枯れを防ぐにはまず、初期対応が必要と思いますが、駆除方法、予防方法などの対策について、伺います。

◎答弁

ナラ枯れについての御質問でございますが、本市におけるナラ枯れ被害につきましては、急激に被害が拡大し、ナラ菌を媒介するカシノナガキクイムシの駆除等の対策は困難な状況です。そのため、被害により枯死した樹木のうち、住宅に隣接するものや園路沿いのものなど安全性に影響のある樹木を把握し、伐採等の対応を進めてまいります。

質問⑤

駆除は困難な状況とのことですが、予防対策はできるのではないでしょうか。被害を防ぐためには保全活動をしている市民との協力が欠かせないと思います。すでにボランティアで自主的に緑地活動を行っておられ市民団体から、ナラ枯れ対策に関する要望が、寄せられていると伺っております。今後どのような支援を行うのか、また、その支援に向けた予算措置が必要と思われますが、その対応について伺います。

◎答弁

ナラ枯れについての御質問でございますが、緑地の保全活動団体等への支援につきましては、これまで、本市と被害状況の共有や対策について協議を行っておりまして、その中で、団体の皆様からは、景観上重要な樹木の保護等の要望を受けており、防除のための資材の支給等の支援を検討しているところでございます。また、危険な枯損木の伐採費用等の対応については、必要な予算の確保に努めてまいります。

意見、要望です。

緑地を守っていくためには、ナラ枯れの実態を早急につかみ、対応していく必要があります。そのためにも、専門家や、緑地活動をしておられる方などへの協力も得て対策を行うことが重要です。防除のための資材の支給等の支援を検討する、また、危険な枯損木(こそんぼく)の伐採費用等については、必要な予算の確保に努めるとのことです。よろしくお願いします。