川崎市議会第1回定例会3月議会の予算審査特別委員会が、3月8日から11日まで行われ、私は10日に質問を行いました。質問項目はこども文化センターの施設整備について、児童虐待対策について、市立図書館の活用についてです。
はじめに、こども文化センターの施設整備について、こども未来局長に、伺います。
質問①
2020年第1回定例会において、私は、こども文化センターの集会室のエアコン設置について質問しました。答弁は、「センター57館中42館での設置が終わり、2020年度設置予定は11か所で、残り4か所については、2021年度設置予定とのことでした。残り4か所についても、2020年度中に設置していただきたいとの要望に「早期の設置に努めていく」とのことでした。設置状況について、伺います。
答弁
こども文化センター集会室への空調設備の設置についての御質問でございますが、当初、来年度に設置を予定していた「百合丘、虹ケ丘、宮崎、東百合丘こども文化センター」の4か所のうち、工事費を精査した結果、予算の範囲内で実施することが可能となった「百合丘、虹ケ丘こども文化センター」の2か所につきましては、工事を前倒しし、今年度に設置したところでございます。
4か所の内、百合丘、虹ヶ丘について、前倒し設置していただいたとのことです。実は、そのことを知らずに、こども文化センターを訪問したところ「夏場は20分ごとに休憩を取らなくてはならなく、大変でした。外の方が涼しいほどでしたが、設置されて本当にうれしい」との喜びの声が寄せられ増した。ありがとうございました。最後の2か所については夏前の設置をよろしくお願いいたします。
質問②
次に、外壁改修工事や屋上防水改修工事など長寿命化工事についてですが、これまでの進捗状況について、伺います。また、来年度の工事予定個所についても、伺います。
答弁
こども文化センターの長寿命化工事についての御質問でございますが、長寿命化に向けた大規模な修繕につきましては、こども文化センター全58館のうち、平成21年度以降に「屋上防水改修工事」を実施したものが13館、「外壁改修工事」を実施したものが9館、両方の工事を実施したものが8館でございます。また、来年度につきましては、「宮内、住吉こども文化センター」において「外壁改修工事」、「新丸子こども文化センター」において「屋上防水改修工事」、「菅、白幡台こども文化センター」において両方の工事を実施する予定でございます。
全58館のうち、これまで13年間で、屋上防水改修工事は13館、外壁改修工事は9館で行い、両方を行ったのが9館とのことです。来年度についての工事予定についても答えていただきました。ですが、お聞きしたところ、来年度以降についての改修工事計画は作っていないとのことです。これでは改修工事が行われていないセンターから、「改修工事はいつになるのか」との質問に答えられません。例えば、片平子ども文化センターは、築36年で、外壁改修工事、屋上防水改修工事については、要望はしていますが、まだ行われていないとのことです。室内の雨漏り、外壁の亀裂については部分補修していただいていますが、外壁改修工事は行われていないことから、
このように、建物の左右の外壁はきれいになっていますが、なぜか真ん中は改修されていません。また、こども文化センターは2階にあるので外階段を上っていくのですが、
このように手すりは腐食して、錆が出ています。
手すりのねじの周りはすべて腐食しており、
壁一面に、黒カビが広がっている状況です。こども文化センターを利用している多くの子どもたちが、この階段を利用しています。一刻も早い改修工事を、要望しておきます。
質問③
次に、長寿命化工事以外の補修工事の要望も、年に一度、センターから挙げられていると思いますが、要望の主な内容・件数、対応について、伺います。
答弁
こども文化センターのネ削修工事に関する要望についての御質問でございますが、今年度に指定管理者から寄せられた主な要望につきましては、空調・換気設備の不調に関するものが22件、雨漏りに関するものが6件、その他内装や外壁の破損等に関するものが10件となっております。指定管理者を通じて把握した修繕箇所につきましては、指定管理者と協議・調整を行いながら、順次、緊急性の高いものから修繕に努めているところでございます
質問④
修繕箇所については、緊急性の高いものから修繕に努めているとのことです。
そこで、私がいくつかのこども文化センターから、寄せられた要望への対応について、伺います。
王禅寺こども文化センターは、1階が「老人いこいの家」2階が「こども文化センター」となっています。子どもたちとお年寄りの方が共に使っている入り口の前のタイルは滑りやすく、特に雨の時はとても気を使うとのことです。
高齢者には危険であり改修をお願いしているけれども、なかなか実施されない。
また、建物の周囲を囲っているフェンスがさび付いて壊れているのでこのように対策をしていますが、修理が必要です。
また女子のトイレは洋式が1つ、和式が2つ、男子のトイレも和式が1つなのですが、洋式に変えてほしい。などの要望があります。
麻生子ども文化センターでも、トイレは和式を洋式に変えてほしいとの要望があります。虹ヶ丘こども文化センターでは、換気扇、壁、床が老朽化により、不具合が生じているので、補修が必要です。
片平子ども文化センターは、ロビー、外階段が滑りやすい。白山子ども文化センターでもタイルの補修の要望があります。先ほどの片平子ども文化センターでも、
「遊戯室の壁が何カ所も傷つき、ガムテープで補っていますが、何とかしてほしい
天井の蛍光灯が何カ所も壊れたままで、非常時でないのに非常灯を使わないと暗い、修理してほしい」などの要望があります。対応について、伺います。
答弁④
こども文化センターからの要望への対応についての御質問でございますが、こども文化センターの修繕につきましては、日頃から、安心して施設を利用していただけるよう、指定管理者との連携を密にしながら、順次、緊急性の高いものから修繕を行い、安全の確保に努めているところでございます。各館からの個別の要望につきましては、設備の劣化状況等を踏まえて、指定管理者とも協議・調整を行いながら、適切に対応してまいります。
個別の要望については、対応していくとのことですので、よろしくお願いいたします