活動レポート

麻生区選出川崎市議会議員団で市長に「令和4年度麻生区重点予算要望」を手渡し懇談しました。

2021年11月30日

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11月30日、麻生区選出川崎市議会議員団で市長に「令和4年度麻生区重点予算要望」を手渡し懇談しました。

要望は以下の通りです。

麻生区の重点施策

1.川崎新都心「新百合ヶ丘駅周辺」に相応しい街づくり

(1)アートセンター、昭和音楽大学、日本映画大学等文化資源を利用した「音楽のまち・芸術のまち構想」を促進すること。また、総合計画第3期実施計画にも示される通り、誰もが芸術・文化に親しめる環境整備を進めること

(2)周辺道路の混雑解消策の具体化と、北口ロータリーの利便性の改

善を図ること

(3)南口ロータリーにある「島」の縮小について検討を進め、現状、

区役所前付近路上に駐停車せざるを得ない観光バス等の停車が可

能なバス停を早期に確保すること

2.環境対策に配慮した区内主要都市計画道路の整備促進

(1)世田谷町田線・菅早野線・横浜上麻生線の整備促進と野川早野

線・ 栗木線の道路整備プログラムへの位置付けと整備促進を図

ること

(2)尻手黒川線の第4期工区早期開通によるラダー型交通体系の整

備とバイパス路線としての柿生町田線の早期整備を図ること

3.コミュニティ交通等、市民の移動手法の確保

麻生区は、市内で最も高齢化率が高く、地形も高低差が大きい住宅街が多いことから以下の点について、スピード感を持って取り組むこと

(1)多摩美・細山・麻生台・岡上・片平・向原地区等、バス路線が未整備かつ駅結節が不自由なエリアにおいて、コミュニティバス等の導入を市が主体となって進め、交通不便地域の解消に努めること

(2)既存の高石地区のコミュニティバス路線の維持・継続に努めるこ

(3)高齢者外出支援、高齢者が安心して免許返納できる環境を整え

るため、早野聖地公園等公共施設接続路線の新設および市営バス

路線等の新設・再編を検討すること

(4)民間既存バス路線の延伸・拡充を促進するため、積極的に協力

すること

4.鉄道輸送の充実

(1)横浜市営地下鉄3号線の延伸について

・一日にも早い開通に向けて全力で取り組むこと。

・川崎市総合都市交通計画における取り組み時期の整合を早急に図ること。

(2)小田急電鉄について

・新百合ヶ丘駅までの複々線化の促進とロマンスカーの新百合ヶ 丘駅停車数の更なる改善を働きかけること。

・区内で最も乗降数の多い新百合ヶ丘駅へのホームドア設置を働きかけること

・柿生駅、鶴川駅にエスカレーター設置を働きかけること

5.都市農業の振興

(1)区内4ヶ所の農業振興地域のうち、対策が遅れている早野地区と岡上地区への抜本的支援と、早野地区における違反転用農地への改善対策の推進を図ること。特に、岡上については、農業振興計画に位置付けられているグリーンツーリズムの推進による環境農業を具体的に進めること

(2)麻生区の豊かな自然のひとつでもある農地を守るため、生産緑地法の2022年問題を見据えた対策の充実を図ること

(3)コロナ禍等で打撃を受けた観光農園等の農家への支援を、区としても実施すること

6.緑陰型公園・里山の整備

(1)都市公園・近隣公園等へのベンチ・遊具の充実を図ること

(2)森林環境譲与税の創設趣旨を踏まえた活用を検討し、以下の充実を図ること

・緑被率に応じた維持管理費と人員配置の検討

・里山保全や市内緑化に努めるボランティア団体は高齢化が進み、担い手不足の懸念があることから活動支援の拡充

7.市民利用施設の充実

(1)老人福祉法に基づき整備が求められている「老人いこいの家」を長沢中学校区・はるひ野中学校区の整備を推進すること

(2)栗木に所在する上下水道局の未利用施設を活用した施設整備を進めること

(3)小児・産婦人科および小児休日救急医療の拡充を図ること

8.防災・防犯対策

(1)多くの地域が起伏のある地形である麻生区においては、現行の指定避難場所を見直し、町内会単位など指定場所を細分化し、地域の実情にあった避難場所を指定すること。また防災ネットワークを再構築するとともに防災拠点への備蓄品保管状況を把握すること

(2)緑地や公園等が多く点在する麻生区において、特に、犯罪抑止のため防犯カメラを積極的に設置すること

(3)防犯拠点としての役割も担う商店街が、縮小・消滅することがないよう賑わいの創出に区として協力すること