2021年12月議会で、施設の充実について、市民文化局長に質問しました。
質問①
第2期スポーツ推進計画(案)に示されているアンケート結果のうち「市のスポーツ施策として重要だと思う取り組みは」との質問に、「いつでも、どこでも、誰もが、スポーツ活動を気軽にできる活動場所の確保」が63.7%で最も多く、2番目と3番目の項目は20%台ですから、圧倒的多数の市民が身近なスポーツ施設を求めています。スポーツはスポーツ基本法に規定された国民の権利であり、市が条件整備を行うことは当然です。スポーツ施設を身近な地域に増やす計画を持つべきです。伺います。
実施計画の中では「身近なスポーツ環境の充実に向けてスポーツ施設の整備状況や老朽化等の状況を踏まえて、スポーツ活動の推進に必要な場を持続可能な形で提供していく」とありますが、築30年を超える幸・麻生のスポーツセンター、
麻生スポーツセンター(ホームページより)
40年を超える石川記念武道館の建て替えや継続した利用については、明らかではありません。少なくとも老朽化したスポーツ施設は改修などで継続してスポーツの場を確保することを明らかにすべきです。伺います。
◎答弁
第2期スポーツ推進計画(案)についての御質問でございますが、スポーツ施設の整備につきましては、厳しい財政状況の中で、新たな大規模施設の整備は難しいものと考えておりますが、人口減少社会の到来や各施設の老朽化など、今後の社会情勢の変化等に対応しながら、安全で多様なスポーツの活動場所を持続可能な形で提供していくため、市内の各種施設に関する状況やスポーツに関する二ーズ等を調査した上で、施設の配置や必要となる機能など、今後の方向性について検討してまいります。
また、スポーツ施設の老朽化への対応につきましては、市の資産マネジメントの考え方等も踏まえながら、市民が安全かつ快適に利用できるよう、各施設の長寿命化に向けた取組として、計画的な設備の点検・更新を行うなど、施設の適切な維持管理を行ってまいります。
質問②
「若者文化の環境づくりに向けた取組」として、既存の公園や低未利用地などを活用した環境整備を進める、としています。市民が身近にスポーツに親しめるよう、地域の合意や騒音対策をしながら身近な公園などへの環境整備を行うことは重要です。今後どのようなプロセスで整備をしていくのか、伺います。
◎答弁
若者文化の環境整備についての御質問でございますが、「若者文化の発信によるまちづくりに向けた環境整備等に関する基本計画」におきまして、上級者でも十分に楽しめる「非日常の施設」と、気軽に練習ができる旧常の施設」を整備していくことを位置づけております。
昨年10月から体験会を通じて環境整備へ向けた機運醸成を市内各所で図っているところでございまして、今後も引き続き、体験会を実施するとともに、河川敷や公園などの活用を見据えて関係局と連携し、候補地における二ーズや課題の整理、地域との合意形成等を図りながら、誰もが気軽にスポーツを楽しめるような旧常の施設」の具体的な整備へつなげてまいりたいと芳えております。
質問③
気軽に練習ができる「日常の施設」を整備していくことを位置付けているとのことですが、すでに具体化している取り組みについて、伺います。
昨年10月から体験会を市内各所で行っているとのことですが、どのようなことが行われたのか、伺います。体験会を通して具体化する計画について、伺います。
◎答弁
「日常の施設」についての御質問でございますが、「日常の施設」のーつとして位置付けている若者文化創造発信拠点を、来年度、京急川崎駅前に開設する予定でございます。体験会につきましては、本市が若者文化として位置づけているコンテンツであるスケートボードやブレイキン、ダブルダッチなどを未経験者の方々に体験してもらうもので、これまでに11回、延べ1,110名の方に参加いただいており、本年11月に体験会を開催した登戸地区の多摩川河川敷につきまして、関係局と連携しながら、引き続き、スケートボード等ができる環境整備に向けた検討を進めてまいりたいと考えております。
要望
これまで、11回の体験会を行い1110人が参加したとのことです。要求の高さが伺えます。麻生区でも、体験会を行ったとのことですので、ぜひ具体的な整備の実現を要望しておきます。