議会活動報告

自然エネルギーについて

2011年12月26日

福島第1原発の事故は、いったん事故が起こると抑える手段がないこと、使用済み核燃料を完全に処理する方法もないなど、原発の危険な実態が示されました。さらに、再生可能な自然エネルギ―への転換こそ日本の採るべき道であることを浮き彫りにしました。

私は、本市がエネルギー政策の抜本的な転換へ市政を変えることを求め、ドイツやスイスなどでの原発依存をやめ自然エネルギ―への転換を示す流れや、日本でも、自然エネルギ―で町おこしをしている例を取り上げました。

視察に行った高知県の梼原(ゆすはら)町では風力発電、太陽光発電、小水力発電など豊かな自然を生かしたエネルギー開発に力を注いでいます。この町では、温室効果ガス削減計画を策定し30年までに51%の削減を計画しています。本市でも、自然エネルギー普及のための目標をもち、取り組みのスピードを上げるよう求めました。市は、太陽エネルギ―の利用量を2020年度までに2005年度比30倍を目標としていることは明らかにしましたが、水力、風力、バイオ、地熱などの利用については触れませんでした。

また、自然エネルギーへの取り組みについて、麻生区役所の太陽光発電、川崎フロンターレの太陽熱温水器、はるひ野駅の風力発電、黒川の水力発電など麻生区の例を紹介し、マップにしたりホームページにわかりやすく掲示したりして市民への理解と協力を求めることを質しました。市はホームページ、図表、イラスト等を用いて、分かり易く市民に情報発信していくと答弁しました。