活動レポート

新潟市に視察に行きました

2012年2月7日

日本海側拠点港に選定された新潟東港の取り組み

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初めに、新潟港の現状について、スライドで、説明を受けました。東港のコンテナ取扱量は年々増加の傾向にあり、平成22年時点で約16,3万TEU、全国12位、本州日本海側1位となっています。

平成23年度は、震災の影響で、取扱量が増え、すでに20万TEUを超えているそうです。

今後の課題として、東アジアとの貿易が活発化しているため、コンテナ取扱量が急増すること(ガントリークレーン3基で、16万TEUの処理能力しかないのに、23年度は、すでに17万TEUを超えていて、22年度は、17万2000TEU)や、入港隻数が増え沖待ちが深刻化(22年度100隻、61時間待ち)していること。

23年24年で、コンテナターミナルの整備事業を行い、対応していくとのことです。ガントリークレーンは現在3期ですが、もう1台増やすことを県に対して要望しているそうです。

ガントリークレーンも、コンテナヤードも含め、港の整備費用は国と県が出していて、市の持ち出しはなく、固定資産税が入ってくるだけとのことでした。

川崎は、2基で12万TEUの処理能力がありますが、現在、年間3万TEU処理している状況で、3基目が必要なのでしょうか。メンテナンスも2基あれば大丈夫と言われました。

新潟市中学校スクールランチの取り組み

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中学校給食にスクールランチの取り組みをしている、新潟市立南浜中学校に行ってきました。

南浜では、弁当と給食の選択制の昼食。ランチルームには、2学年4クラスが入れる広さがあり、3日に1回は、教室でのランチボックスとなります。

視察の日は、1年と3年生が利用日。自分があらかじめ予約しておいた、メニューをお盆に乗せてテーブルにつきます。「いただきます」の合図で、食べ始めます。放送委員の人が、今日のメニューについて、案内していました。調理員さんが、「今日はおかわりがありますよ~」というと、あっという間に、おかわりの行列ができました。15分ほどで食べ終わり、「ごちそうさま」の合図で、片づけ始めました。

この日のメニューは、しゃけのフライか、スパゲッティーがメインでしたが、ほとんどの子が、スパゲティーを注文していました。お弁当を持ってきている子は、4人でした。

メニューの内容は、野菜をたっぷり使った豊富な食材数、地産地消、一食275円が魅力です。

私もスパゲティーを試食しました。アツアツで、やけどしそうなのに、ビックリ。ルーも具だくさんで栄養たっぷり。全体に薄味で、具材のうまみが出ていました。ロールパンとポテトサラダ、果物もついて、275円では、多くの生徒さんが、食べるのもうなづけます。

予約システムは慣れるまで少し面倒とのことでしたが、先生の手を煩わせることもあまりなく、集金も業者の方が行っているとのことです。運営事業費は、約7億円。初期投資に役6000万円。給食を始めたことで、約500人の雇用が生まれているそうです。