前進座劇場「さよなら公演」へのお誘いがあり、観に行きました。山本周五郎原作「おたふく物語」
長唄を教える姉のおしずと妹おたか。貧しいながらも二人でけなげに暮らしている。ところが3年入牢していた兄がお金の無心に来て二人を苦しめる。おたかの縁談が持ち込まれ、おしずは包丁を持ち出し、兄に籍を外すと迫る。
おたかは子どもができ幸せに。今度はおしずが以前から思いを寄せていた飾職人と一緒になり、波乱万丈がありながらも、最後にはわだかまりも消えて、めでたしめでたしということに。
笑いあり涙ありの、山本周五郎さんならではの愛と人情あふれるお芝居でした。苦労して苦労して最後には幸せになる、いいですよね。出演者の皆さんの着物姿もすてきでした。