日本共産党川崎市会議員団は、昨年7月から「市民アンケート」を実施し、2013年3月13日までに5,239通の回答が寄せられました(市内全域の住宅にアンケート40万枚を配布)。本日、市長に対し、申し入れを行い、市の施策について質問した項目については、次のような特徴がありましたので、添付した集計結果及び自由記述意見とあわせて、今後の政策判断に活かしていただくようお願いしました。
【 普通ごみ収集を週2回に変更する市の計画について 】
「週3回を維持してほしい」とする回答が73%にのぼりました。「母のオムツは1日3回は変える。ゴミ収集の問題は、良く考えてほしい」(幸区・七〇代女性)など、子どもや高齢者を抱える市民からの声とともに、「変更するなら、理由を市民に十分説明した上で実施すべき」との声が多く寄せられました。
【 小児医療費助成制度(通院)について 】
「小学校卒業まで拡大してほしい」が32%、「中学校卒業まで拡大してほしい」37%と、助成拡大を求める回答が多く寄せられています。
【 中学校の昼食のあり方について 】
「小学校のような給食を中学校で実施してほしい」との回答が66%を占めました。「川崎市、横浜市の中学校給食の現状は異常だと感じます。家庭環境によって栄養状態に差がでてしまうなんておかしいです」(幸区・三〇代女性・会社員)などの声が多数寄せられています。
【 介護保険料・国民健康保険料が引き上げられたことについて 】
「値上げをやめてほしい」とする回答が77%を占めました。「介護保険料があまりにも高額になり、年金がほとんど介護医療費に持って行かれます。これ以上年金が目減りしたら2人で心中をするしかありません」(高津区・七〇代女性・年金生活)などの声が寄せられています。
以上の結果から、市長に対し次のことを要望します。
・普通ごみ収集回数の削減計画をあらため、週3回の収集を維持すること。
・小児医療費助成制度(通院)を早急に中学校卒業まで拡大すること。
・中学校完全給食を早期に実現すること。
・介護保険料と国民健康保険料の引き上げを中止し、負担軽減に努めること。