活動レポート

川崎朝鮮初級学校で補助金交付の中止問題について話を伺いました。

2013年12月13日

 

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福田市長が12月10日の市議会本会議で、本年度の朝鮮学校への補助金交付を行わないと表明。補助金は、教材費、職員の研修費、授業料への6,000円の補助など年間約840万円です。

ことの発端は、県知事が、外交の問題を取り上げて、補助金の予算計上を中止したことによるようですが、子どもの学習権への支援は、外交の問題とは関係なく最優先で行うことは当然です。どんな理由があっても何の罪もない子どもたちを犠牲にすることは許されません。

日本共産党川崎市会議員団は、同日ただちに「朝鮮学校への補助金交付を中止せず継続することを求める申し入れ」を行いました。

今日は、川崎市桜本にある「川崎朝鮮初級学校」を訪問し補助金交付の中止問題について、話を伺ってきました。 学校では、現在2園4校と交流しています。多文化・共生交流のため、毎年大交流祭を行い、2000人を超す地域の方が参加。地域にねざした活動をしています。毎年、市長からは、「川崎国際交流の推進に深い関心を寄せられ、本市行政の進展に寄与してきた功労に感謝する」として、感謝状まで贈られてきていたとのことです。学校では、年間5300万で運営しているため、県からの1300万円、市からの840万円の補助金が出ないことで、運営は本当に大変なことになる。子どもたちへの教育への影響や、建物もかなり古くなっているため、学校ができて初めて学校を存続していけるのか、危機感を感じていとのことです。

市長は、「最幸」のまちの、一つのシンボルは「子どもたちの笑顔」といいますが、今回の行為で、その言葉がむなしく感じます。面会も文書もなく、電話一本で補助金を打ち切るなどということは、人として悲しい行為だと思います。直ちに、本年度分の朝鮮学校への補助金を交付し、来年度以降も補助金の交付を継続すべきです。