活動レポート

「はだしのゲン」を観てきました。

2014年3月27日

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  中沢啓治さんの「はだしのゲン」という漫画を私は読んだことがありません。ストーリーは知っているので、どこかで聞いたか、アニメで見たかして、記憶にあるのだと思います。今では、20か国の言葉に翻訳されて、多くの方に読まれているとのことです。34年前に、三国連太郎さんと、左幸子さんが、夫婦役で主演している映画が上演されると聞き、どうしても見たいと思い、出かけてきました。腕白盛りの中岡元(ゲン)君は、国民学校2年生。ゲン君のお父さんは、戦争に批判的で、一家は、町内会中から、非国民とののしられ、子どもたちはいじめられます。見ている私も、胸が締め付けられる思いでした。1945年、8月6日、午前8時15分、B29爆撃機が原爆投下し、空には大きなキノコ雲。映画では、お父さんと子ども2人は、家の下敷きになって、亡くなり、身重のお母さんとゲンは助かりますが.....。昨年8月、松江市教育委員会が、小中学校の図書室に漫画「はだしのゲン」の閲覧規制を求めた問題が、関心を呼びましたが、多くの人々の声を受けて、閲覧制限を撤回したとのことです。戦争の悲惨さと、原爆の持つ非人間性をこの映画を見て、あれためて、考えさせられました。閲覧規制なんてとんでもないことです。いま、安倍内閣は原発を再稼働させようとしています。許せない。