活動レポート

世田谷区「産後ケア事業」について、聞き取り・現地視察

2010年7月13日

P1040706  育児不安などがあり、家族の援助が受けられない産後4カ月未満の母子をうけいれている「産後ケアセンター」宿泊と日帰りがあり、いつも予約で満杯になるほどの人気。日本で初めて設置された産後ケアセンター。センターは、3階建で、15の個室の内7室は、世田谷区民対象。区から補助があるため、母子のショートスティは1泊二日で、5600円、日帰りは1600円。利用期間は7日間までです。(個別相談により、延長もできるとのこと)一般は、1泊2日で5万6000円になりますが、他県の利用者も少なくないそうです。

世田谷では、35歳以上の高齢出産が増え、全体の3割を超えているとのことで、そのため、親が高齢で、出産後の手伝いを頼む事が出来ない、夫も忙しいという人が多く、利用が多いとのこと。

こうした宿泊型の産後ケア施設については、国も希望する都道府県への会施設費補助を予算に盛り込み拡大に取り組み始めています。すでに、市町村では、助産所などに産後ケアを委託する事業は、東京都多摩市、長野市、石川県白山市、埼玉県和光市などで始められているとのことです。

現地を見てきましたが、広いベッドで、ゆったりとした広さの個室、母子ともに、安心して過ごせる体制が整っていました。川崎でもこのような事業の取り組みが、急がれます。