阪神・淡路大震災の経験を語り継ぎ、その教訓を未来に生かすため、国の援助(建設費66億円の半分と年2500万円の運営費)を受けて、建設された防災センターです。平成14年4月に西館、平成15年4月に東館が建設されました。
西館の、震災追体験フロアーでは、①1,17シアター(地震破壊のすさまじさを迫力ある大型映像と音響で体感しました。)②震災直後のまち(震災直後のまちの様子をリアルに再現していて、頭の上から何が落ちてくるか心配で、下はがれきが散乱していて、足の踏み場もなかっただろうことが、想像されます。靴をはいていないといけません)③大震災ホール(復興に至るまでのまちと人をドラマで紹介しています。人間の力はすごいです。)
震災の記憶フロアーでは、震災からの復興をたどるコーナー、震災の記憶を残すコーナー、震災を語り継ぐコーナーがあり、840点の展示物や、17万点の資料が保存展示されているとのことです。阪神・淡路大震災の記憶を風化させることなく、被災者の思いと震災の教訓を次世代へ継承するため、震災や、防災に関する資料を継続的に収集・蓄積し、防災情報を市民に分かりやすく整理し、伝えていこうとしているとのことです。
防災・減災体験フロアーでは、実験やゲームを通して、防災・減債に関する実践的な学習がされています。私たちも、建物に筋かいが入っているかいないかで、建物の耐震強度がどれほど違うかや、液状化による海水の浮き上がり、建物の倒壊する様子、震度による揺れの違いなどを実験しながら、説明していただきました。時間がなくて、東館の、風水害について学ぶフロアーには行くことができませんでした。機会があれば行ってみたいです。
帰りに、非常持ち出し品チェックリストをもらいましたが、必要最低限の基本品目でも31点もありました。最初の1日間をしのぐためとのことですが、結構必要なんだとびっくりしました。
日本に住んでいれば、地震は、いつどこでおきても不思議ではありません。地震に備えた防災・災害対策がいかに大切かを、学んできました。今後の議会活動に生かします。