10月14日・15日、健康福祉委員(斉藤・大庭)と環境委員(井口・勝又)で、愛知県と、飯田市に視察に行ってきました。
14日の愛知県では、「愛知県精神保健福祉センターのひきこもり専門相談」について事業内容や実施した事業の経過と取り組み、家族とのかかわりや民間団体との連携体制、課題や今後の取り組みなどについてお聞きしました。
事業としては、①面接②電話相談③Eメール④集団援助⑤アウトリーチなどを行っていますが、ひきこもりの人数は、1300人から1400人いるといわれていますが、相談に来ているのは、実質69名だそうです。直接面接に来られない人には、Eメールも有効のようです。本人だけでなく家族の方からのメールもあり、電話、面接とつながっていくとのことでした。
課題は、かかわりが長期化することで、両親が高齢化し、先行きが不安。発達障害を抱えている場合もあり、さらに深刻になる。就労支援ができる中間施設がないことなどでした。
また、「あいち地球温暖化防止戦略2020」については、策定に至った経過と特徴、他都市との違い、温室効果ガスの削減目標とその手法、とりわけ産業部門においての削減の方針について伺いました。
愛知県は四季を通じて、日照時間が長く、太陽エネルギーが豊富(全国7位)。また、地域内には恵み豊かな自然環境と、産業、経済を支える都市が近接していて、小水力エネルギーや風力エネルギー、未利用バイオマスの活用にも適していること。さらに、都市や工場から発熱する排熱や、バイオマス資源も豊富とのことです。この地域特性を生かした地球温暖化対策を具体化したそうです。
2020年、2050年に向けてのCO2排出量削減イメージをグラフで見ましたが、かなり取り組みを強化しないと、達成は難しそうだなと感じました。