菅・早野線の開通による要望
新百合グリーンタウンと真福寺間に菅・早野線が開通したのに伴い、バス路線が新設されました。新百合駅行きは平日1日7便、鷲ヶ峰営業所行きは9便となっています。運行回数については、今後需要動向を注視していくとのことです。新道路を利用する方や、新百合ヶ丘駅前へ接続するバス便のない地域の方々からは、すでに「便利になった」と好評です。同時にバス停にベンチや上屋の設置、路線隊に街路樹の整備、信号機の設置などの要望も出されています。
かつまた議員は寄せられている要望について質問しました。市は街路樹については高木・低木の植樹を始めており今後も検討していくこと、信号機については道路開通による交通状況を見守りたいと答弁。ベンチと上屋については歩道有効幅員が2m以上確保できていないので困難であると答弁しました。
高石団地の補修に対応
高石団地は、築50年を過ぎ、老朽化にともない、劣化部分が目立ってきています。今回、第3時川崎市市営住宅ストック総合活用計画により、1号棟と3号棟については建て替えを行いますが、2号棟と4号棟から8号棟については、耐震改修を行いましたが、今後の建て替え計画は、今のところ具体的にはなっていません。築20年目に大規模改修を行った後、30年が過ぎていますが、今後の補修計画もありません。
かつまた議員は7年前に、高石団地のベランダの手すりが腐食したり、コンクリートのさびにより、ボルトが外れたり、塗装の剥がれなど布団も干せないこと、危なくてベランダにも出られないという声があることを取り上げ対応を求めました。その後8年経っており、一斉に改修するよう要望しました。まちづくり局長は、入居者や自治会からの申し出があれば、調査、安全性などを考慮し対応していくと答弁。私は改めて、本人の申請待ちだけでなく、アンケート調査など積極的な対応を求めました。
緑地保全の促進を
柿生の里特別緑地保全地区は住民にとっての憩いの場であるとともに柿生の里散歩道として多くの見学者が四季折々の散策を楽しんでいます。この地域の維持・保全活動を進める方たちからは、剪定枝の処理に困っているとの声が寄せられています。また、保全地域に沿った尾根道では竹を利用した垣根が傷み、通路に突き出るなど危険な個所もあります。通学・通勤路としても利用されていることから改修が急がれます。さらに散歩道と中学校をつなぐ階段の手すりが低すぎて手すりの用をなしていないことや、さびがひどいので、塗装してほしいとの要望が出されています。
かつまた議員はこれらの要望を質問。建設緑政局長は貴重な自然の残る保全地域であり、活動されている方からの要望があれば剪定枝の搬出処理をおこなうこと、竹垣についても景観維持のため損傷などを確認した場合、補修を行い、今後も活動している方たちと協働しながら適切な管理を進めると答えました。また、「おっ越し山ふれあいの森」に通じる歩道については、生活道路ともなっており安心して通行できるよう維持管理していくと教育長が答弁しました。