第57回川崎母親大会が、6月21日中原市民館で行われました。
弁護士の飯田美弥子さんの記念講演「八法亭みややっこの憲法噺」を楽しみにしていましたが、期待通りの話しっぷりで、難しいと思われがちな憲法を、日常生活の中での出来事のように落語として話されるので、大笑いしながら、あっという間の1時間30分でした。「憲法」とは何か?、日本国憲法の理念、自民党改憲草案、自民党が望む改憲を阻止するために何をすべきか、などについて話されました。
今回の母親大会は、国会で「戦争法案」の審議が紛糾する下で開かれていることからも、憲法落語は、タイミングもよかったです。
国民の平和と安全な暮らしを守るための「平和安全法制」という言葉でごまかそうとしても、その本質は、9条を捨て、アメリカが引き起こす戦争に、いつでもどこでも自衛隊を「戦闘地域」にまで参加させ、武器を輸出し、戦場で殺し殺される「戦争する国」に変える「戦争法案」そのものです。
戦後70年、憲法9条のもとで、日本は平和と世界の信頼を得てきました。再び戦争によってかけがえのない命が奪われないよう、戦争によって私たちの暮らしが苦しめられないようにしなくてはなりません。
母親大会のスローガン「命を生み出す母親は 命を育て 命を守ることをのぞみます」は私の大好きな言葉です。