第26回子どもの未来をひらく川崎集会が11月22日、法政大学第二中学高等学校で行われました。オープニングはおなじみの「よさこいソーラン」。元気いっぱい、力いっぱいの踊りに心が弾みます。地域のおばちゃんと中学生たちのコラボ。世代を超えた活動で、「地域力」と「つながる絆」を見出していける活動を目指しているそうです。
小学校5年生と6年生の子どもの腹話術は楽しくてかわいい。被災地のボランティア公演も行ったとのことで、とても喜ばれたそうです。
全体集会の講演は、日本体育大学学校保健学教授の野井真吾さん。96枚ものスライドを使って、次から次へと話を進めていくスピードに、見聞きしている私はちょっとあわてましたが、話し口調が愉快でおもしろい。「朝から元気がない」「授業に集中できない」「友達とトラブルが多い」など、子どもが抱えている問題に取り組まれました。子どもたちには「ワクワクドキドキする体験が大切」「朝一番での前頭葉への刺激」が脳の発達を促す、昼は太陽の下で外遊び、夜は暗いのが当たり前の生活が大切。研究実践を通じて授業に集中し、友達とのトラブルを減らす結果を導き出したとのことです。子どもだけでなく、大人も楽しく、のんびり輝くことも大切と話されました。
朝は明るくなれば起きて、昼は太陽のもとで動き、夜暗くなれば休み、眠る。こんな当たり前のことが、できなくなっていることに、改めて驚きました。生活リズムの崩れから起こる子どもの異常に気づき、目を向けて取り組む事の必要を感じました。