2月10日、川崎市議会議員対象に議員研修会が開かれました。講師には前中国大使の丹羽宇一郎さん。丹羽さんは1939年生まれの77歳。伊藤忠商事出身で現在は日中友好協会会長を務められています。
「国際化と自治体のこれから」と題した講演では、日銀のマイナス金利、国際化が進む中での日本の向かう道、実体経済と株価の問題などに話が及びました。世界の変化を取り上げた丹羽さんは、世界の中でのアメリカの衰退などを指摘。これまで日本はアメリカについていったが、今はそれではだめ。アメリカの後をついていくのでは撃たれてしまう、と述べました。さらに、戦後の日本は「信用と信頼」を基礎に他国との関係を築きあげてきた。今アメリカと中国はお互いに理解し合おうとしている。日本は中国と理解することに力を入れる必要があると述べるなど、1時間半にわたり休まず話されました。