8月25日、まちづくり委員会で五反田川放水路整備事業の進捗状況を視察しました。五反田川下流部と二ヶ領本川との合流部では度重なる水害を繰り返し、地域住民に大きな被害を及ぼしてきたことから、五反田川の洪水全量を地下トンネルに流入させ、多摩川へ放流させることで、洪水被害をふさぐ目的で事業が行われています。完成すると、家屋数7,100戸の浸水被害が解消されます。事業期間は平成4年度から平成32年度まで、すでに24年が経過しています。
分流部分の立坑はすでに平成12年に完了しており今後は分流施設の工事が始まります。(小田急の生田駅と向ヶ丘遊園駅の間にあり、電車の中から見ることができます)放流部分の施設工事は平成30年に完成予定で、すでに完了している立坑に降りて中を見てきました。地下40mに、延長2,157mのトンネルを作りサイフォン方式で多摩川に水を流すなんて、本当にすごい技術です。圧倒されました。