先日、麻生市民館のギャラリールームで、ウッドバーニングの作品が飾られていたので、見学させていただきました。入り口には、「ウッドバーニングとはどのようなものか」という丁寧な解説が書かれていて、受付では、実演も行われていました。
「ウッドバーニング」というのは、電熱ペン(焼きごて)で板を焦がし、焦げ色の濃淡で絵や字を書くこと。その歴史は、16世紀半ばにフランスの修道士が文字を書いたことに始まるとされているそうです。コテの改良とともにその後も芸術(バーニング・アート)として発展し、ヨーロッパ各地、そしてアメリカなどへと広がりました。現在は、日本でも日本ウッドバーニング協会を中心に広がり、身近な木や皮、コルク、厚紙などの素材に電熱ペンを酷使した作品が数多く発表され、多くの方々の感動を呼んでいるとのことでした。
焼きごてひとつで描かれているとは思えないような、素敵な作品がたくさん飾られていました。