私は、2019年3月予算特別委員会において、学校の給食室の改善について、町田調布線の整備計画について、ヒアリングループ設置と補聴器購入補助について、視覚障害者の歩行の安全について、車いす使用者向け市営住宅について質問を行いました。以下、質問と回答を掲載します。
学校の給食調理室の改善についてです
質問①
私は2015年6月議会において、岡上小学校を例に挙げて、学校の給食調理室の改善について質問をしました。まず、調理員さんのトイレの改修についてですが、学校給食調理員は専用のトイレに入らなくてはならないよう定められていますが、そのトイレが和式のままです。仕事柄、重いものを持ち上げたりすることから腰痛になり、和式のトイレでは使いづらいので洋式にしてほしいとの声があり、洋式に改善するよう要望しました。教育長からは、調理員用トイレについて、改善を行っていくとの答弁がありました。これまでの改善状況と未改善校数、今後の改善計画について、伺います。
答弁
調理員用トイレについての御質問でございますが、小学校の調理員用トイレの洋式化を含む改修につきましては、平成27年度から本年度までに26校で実施しておりまして、現在、洋式化されている学校が109校、和式トイレを使用している学校が4校でございます。調理員用トイレの洋式化につきましては、取組を進めている学校トイレ快適化事業等により、引き続き対応を図ってまいります。
質問②
和式トイレを使用しているのは、残り4校とのことです。早期改修を要望しておきます。
次に、給食室のシンクについてですが、学校給食に使用される野菜などは二次汚染を防ぐうえからもていねいな洗浄が必要です。2009年、学校給食衛生管理基準において、シンクは3層式構造とすることとなっています。私は、2層式のままで、学校から申請があるにもかかわらず、改善されないままの状況であることを示し、急ぎ各学校を調査し、3層式への改善を要望しました。
教育長は、給食室のシンクについては、学校給食衛生管理基準において、加熱調理用食品、非加熱調理用食品および器具の洗浄に用いるシンクは別々に設置するとともに、3層式構造とすることと規定されていることから、すべての学校の実態を把握し、給食室の環境改善を図っていくとの答弁がありました。私は、その時、8年もたっているのに全学校の実態調査・把握さえしていないことに驚き、急ぎ調査し、改善するよう要望しておきました。実態調査の進捗状況とシンクの改善状況について、伺います。また、今後の改善計画についても伺います。
◎答弁
3槽式シンクについての御質問でございますが、3槽式シンク等への改修につきましては、平成27年度から本年度まで33箇所で改修を行っており、下処理スペースにおいて84校で3槽式以上のシンクを使用しております。 3槽式シンクがない29校につきましては、1槽式シンクと2槽式シンクを活用して、 3槽式構造とするなど、各学校の状況に応じて調理業務を行っているところでございます。
今後も、給食室改修の時期等を捉え、環境改善を図ってまいりたいと考えております。
(要望)
3層式シンクについては29校がまだ未改修とのことです。衛生基準が示されて、すでに10年が経っています。早期に改善することを要望しておきます。