9月26日、決算審査特別委員会 文教分科会(教育委員会)において、小中学校の特別教室への空調設備について、質問を行いました。
13款8項1目義務教育施設整備事業費、小中学校の特別教室への空調設備について伺います。
質問①
2019年5月の真夏日は関東地方で4日連続を記録するなど、学校の開業中にも猛烈な暑さが襲う事態となりました。小中学校の普通教室はすべて空調設備が整備されていますが特別教室については、小学校で理科室52,6%、図工室50,5%、家庭科室54,5%、放送室43,6%、中学校では理科室44,4%、調理室29,4%、被服室36,0%、金工室19,4%、木工室36,2%と遅れたままです。火を使う調理室はあまりにも熱すぎて、授業に集中することもできません。熱中症の危険も考えられます。すべての特別教室への設置が急がれます。2018年度及び2019年度の空調設備の設置状況について伺います。今後の設置計画について具体的に伺います。
◎答弁
特別教室の空調設備につきましては、現在、学校施設長期保全計画に基づく再生整備の際に設置をしているところでございまして、平成30年度には31教室に設置をいたしまして、令和元年度には37教室に設置をする予定でございます。
学校施設に係る二ーズが変化してきている中、空調設備につきましても、課題のひとつと捉えておりますので学校施設全体の整備計画の中で対応してまいりたいと存じます。
質問②
2018年度は、31教室に設置、2019年度は37教室に設置予定とのことです。ですが、学校施設長期保全計画での10年計画では98校の特別教室にエアコンを設置予定とのことでしたが、まだ4年もかかります。また、残る68校については、今のところ設置計画もありません。今後の設置計画については、学校施設全体の整備計画の中で対応していくとのことですが、特別教室のエアコン設置については、学校の老朽化対策とは別に設置計画を立てるべきと思いますが、伺います。
答弁
学校施設長期保全計画につきましては、学校施設の老朽化対策と併せて、教育環境の質的改善や環境対策を実施し、長寿命化と財政支出の縮減及び平準化を図ることを目的とするものでございます。特別教室の空調設備につきましても、学校施設整備全体の課題として捉え、取り組む必要があるものと考えて
おります。
質問③
先日、他会派の体育館の空調設備にたいする答弁では、「検討支援業務委託等において、体育館も含めた学校施設全体を対象に、空調設備設置に係る課題整理を行い、来年度以降、基本的な考え方を整理していく」とのことでしたが、特別教室についても、対象とすべきと思いますが、伺います。
答弁
今年度行っております検討におきましては、特別教室を含む学校施設全体を対象としておりまして、空調設備設置に係る課題整理を行い、来年度以降、基本的な考え方を整理してまいりたいと存じます。
要望
体育館と同様に、特別教室の空調設備についても、来年度以降基本的な考え方を整理していくとのことです。早急な整備を要望しておきます。