11月7日、麻生区区議団は、福田紀彦市長に来年度の「重点要望」を提出しました。重点項目は以下の通りです。
麻生区の重点予算要望
1.川崎新都心「新百合ケ丘駅周辺」に相応しいまちづくり
(1)アートセンター、昭和音楽大学、日本映画大学などの文化資源を利用した「芸術のまち構想」を更に促進すること
(2)周辺道路の混雑解消策の具体化と北ロロータリーの利便性の改善を図ること
(3)南ロロータリー中央の島を縮小および、観光バス等の停車が可能なバス停を確保すること
2.環境対策に配慮した区内主要都市計画道路の整備促進
(1)世田谷町田線・菅早野線・横浜上麻生線の整備促進と野川早野線・栗木線の道路整備プログラムへの位置付けと整備促進を図ること
(2)尻手黒川線の第4期工区早期開通によるラダー型交通体系の整備とバイパス路線としての柿生町田線の早期整備を図ること
3.コミュニティ交通網の整備・拡充
(1)多摩美・細山・麻生台・岡上,片平地区をはじめ、市内で最も高齡化が進む麻生区においてコミュニティバス等の導入を、市が主体となって進め、交通不便地域の解消に努めること
(2)高齢者外出支援、高齢者が安心して免許返納できる環境を整えるため、早野聖地公園等公共施設接続路線の新設および市営バス路線等の新設・再編を検討すること
(3)民間既存バス路線の延伸の拡充を促進するために協力すること
4.鉄道輸送の充実
(1)横浜市営地下鉄3 号線の延伸について
・一日にも早い開通に向けて全力で取り組むこと
・中間駅ルートの選定に際し、市民に公平公正な資料を示し、意見聴取のうえ決定すること
・川崎市総合都市交通計画における取り組み時期の整合を早急に図ること
(2)小田急電鉄について
・新百合ケ丘駅までの複々線化の促進とロマンスカーの新百合ケ丘駅停車数の更なる改善を働きかけること
・区内で最も乗降数の多い新百合ケ丘駅へのホームドア設置を働きかけること
・柿生駅、鶴川駅にエスカレーター設置を働きかけること
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5、都市農業の振興
(1)区内 4ケ所の農業振興地域のうち、対策が遅れている早野地区と岡上地区への抜本的支援と早野地区における違反転用農地への改善対策の推進を図ること
(2)麻生区の豊かな自然のひとつでもある農地を守るため、生産緑地法の2022年問題を見据えた対策の充実を図ること
6.緑陰型公園・里山の整備
(1)区内都市公園・近隣公園等へのべンチ・遊具の充実を図ること
(2)7 区で最も緑被率が高い麻生区において、緑被率に応じた維持管理費の拡充と人員配置を図ること
(3)高齢化が進む里山保全や市内緑化に努めるボランティアの活動支援を拡充させること
フ.市民利用施設の充実
(1)老人福祉法に基づき整備が求められている「老人いこいの家」を長沢中学校区・はるひ野中学校区に早期に整備すること
(2)小児・産婦人科および小児休日救急医療の拡充を図ること
8.防災・防犯対策
(1)多くの地域が起伏のある地形である麻生区においては、現行の指定避難場所を見直し、町内会単位など指定場所を細分化し、地域の実情にあった避難場所を指定すること。また、防災ネットワークを再構築するとともに防災拠点への備蓄品保管状況を把握すること
(2)緑地や公園等が多く点在する麻生区において、特に犯罪抑止のため防犯カメラを積極的に設置すること
(3)防犯拠点としての役割も担う商店街が、縮小・消滅することがないよう賑わいの創出に区として協力すること__