議会活動報告

予算特別委員会で質問を行いました。

2020年3月10日

2020年第一回定例会が行われています。私は3月10日の予算審査特別委員会で、質問を行いました。質問項目は、①新型コロナウイルス感染症への対応として、保育園・わくわくプラザの開所について、②教職員の負担軽減について③就学援助事業について④こども文化センターの施設整備について⑤消防団員の活動環境の充実強化について、の5項目を取り上げました

。3月10日、予算特別委員会で行った「新型コロナウイルス感染症への対応として、保育園・わくわくプラザの開所について」の質問と答弁は以下の通りです。

質問①

はじめに、新型コロナウイルス感染症への対応として、保育園、わくわくプラザの開所について、こども未来局長に、伺います。

保育園の開所についてです。

コロナウイルス感染症の対策として、小中学校が休校になることにより、保育園で働く保育士が、自宅でご自分の子どもの面倒を見なくてはならなくなることが考えられます。休校が長期間になった場合、保育士不足が懸念されます。そのような事態になった時の、保育士確保について、伺います。

答弁

保育所における職員の確保についてのご質問でございますが、令和2年2月25日付け、厚生労働省子ども家庭局保育課事務連絡に基づき、市内の全ての保育所等に対しまして、他施設等からの職員の応援による必要な人員の確保をお願いするとともに、保育士等が一時的に不足し、人員等の基準を満たすことができなくなる場合にあっては、利用児童の保育に可能な限り影響が生じないよう保育サービスを実施することを併せて要請したところでございます。

質問②

次にわくわくプラザの開所について、伺います。

わくわくプラザの利用児童が、通常利用数より多くなった場合、学校の空き教室などを使用することはできるのでしょうか、伺います。その場合の、指導員の確保についても、伺います。

◎答弁

小学校の臨時休業に伴うわくわくプラザの対応につきましては、学校が実施した利用意向調査の結果を踏まえ、利用予定数を把握し、必要な運営体制を確保することとしております。

活動場所の確保につきましては、利用児童数により、密集性を回避し感染を防止する観点から、プラザ室のみではなく、体育館や特別教室等を使用するなど、適宜学校と調整の上、適切に対応しているところでございます。

また、スタッフの確保につきましても、利用児童数に応じて、学校や一体的に運営しているこども文化センターと調整を図りながら、必要な人員を確保してまいりたいと存じます。

質問③

わくわくプラザの児童のおやつについては、全員に出すことになるのか、伺います。突然の休校ということから、注文についてはどうなるのか、伺います。

◎答弁

おやつにつきましては、保護者の申込みに応じて、実費負担により提供しているところでございます。

おやつの申込方法や締切日は運営法人によって異なっておりますが、学校の臨時休業により新たにわくわくプラザを利用する児童の保護者に対し、おやつの申込みを含めた利用方法を周知しているところでございます。

質問④

わくわくで過ごす場合の注意点など、ガイドライン作成について、伺います。作成されたガイドラインはいつ、どのように保護者に渡されているのでしょうか、伺います。

◎答弁

運営法人に対して、利用児童数に応じた活動場所の確保や定期的な換気、職員に対する健康チェックの実施、利用児童に対する咳エチケット及び手洗い等の徹底、咳や発熱等の症状がある場合における利用自粛の要請など、国や県の通知内容等を周知することにより、新型コロナウイルス感染症予防に取り組んでいるところでございます。

質問⑤

咳や発熱などの症状がある場合は、利用自粛の要請などをしているとのことですが、わくわくプラザでの活動中に、児童が急に具合が悪くなった場合の対応について、伺います。

◎答弁

利用児童の体調が優れなくなった場合の対応につきましては、児童の健康管理及び感染予防の観点から、学校等との調整により、児童が静養できる場所を確保して、適切な見守りを行うとともに、すみやかに保護者に状況を伝え、引き取りを依頼するよう、運営法人に対して指導しているととろでございます。

意見・要望をさせていただきます。

保育園の職員の確保については、

他施設からの職員の応援による必要な人員の確保と、ともに保育士については、利用児童の保育に影響が生じないよう要請しているとのことですので、よろしくお願いいたします。「原則開所」の保育園において、「可能な場合は、自宅で保育を」という文書が出されていると聞きます。呼びかけられた育休中の保護者や自宅でテレワークしている方からは、自宅保育を強要されたと感じたとの声があります。厚生労働省は、「安易に自粛を求めないでほしい」という立場とのことです。育休中や、休職中で家にいるといった理由で一方的に登園しないよう求めることは認めず、どうしてもやむを得ない場合、自治体や保護者の同意をとったうえで要請できるとしているとのことですので、調査の上、丁寧な対応を要望しておきます。

わくわくプラザについては、

感染予防の観点や子どもたちのメンタルヘルスの観点から言えば、児童をわくわくプラザの中だけで、過ごさせるより、校庭や体育館において適切な運動を行った方が望ましいと私も思います。感染リスクに備えることを、過度に意識し、結果的に児童を委縮させることのないよう、適宜、学校側と調整しながら、運営を進められることを要望しておきます。