6月25日、一般質問で「就学援助制度の拡充について」,教育次長に質問しました
質問①
すでに小学校・中学校では、6月15日から給食が始まっていますが、コロナ禍の下での就学援助世帯に対する昼食支援について伺います。
令和2年度第3回定例会において、就学援助世帯に対する昼食支援について質問を行いました。国ではすでに「コロナ対策による臨時休業期間中においては、学校給食が実施されたこととみなして、学校給食費を支給してもさしつかえない」との事務連絡をしており、この文科省の通達を受けて、各自治体では、休校期間中の昼食支援として1日500円の支給や給食費相当額の小学生4050円・中学生4800円の支給、米2キロやレトルトカレーなど、10品目以上の物資の支給、学校で調理したおにぎりやパンなどの軽食の提供、昼食を提供する「おうち食堂」など、工夫した取り組みを行っていることを紹介し、本市でも、昼食支援を行うべきと質問をしたところ、教育次長は「国の考え方や、他都市の状況を注視していく」との答弁でした。
国の考え方は、「支給しても差し支えない」との見解であり、他都市の取り組みの状況もすでに紹介しました。その後、相模原市では、小中学校の臨時休校が続き給食が提供されていないことから、小中学校の子どもがいて経済的に苦しく就学援助を受給中か受給が決まった保護者に「昼食費」を交付することを決めました。交付する昼食費は給食費と同額で、小学生1人月4600円、中学生月5300円。手続きは必要なく、5月分を初回として、月末に支給するとのことです。
就学援助世帯に支給すべき給食費はまだ予算執行していないとのことです。コロナの感染拡大を受けて、生活苦に直面している子育て世帯の児童の健康を維持しつつ、家計負担を軽くするために、遡って支給すべきと思いますが、伺います。
今後、第2波が起こることも予想されています。その場合の対応についても、伺います。
◎答弁①
就学援助世帯に対する昼食支援についての御質問でございますが、
本市では、この度の臨H割木業期間中には給食はありませんでしたが、例年の夏季休業期間にも給食を提供する予定ですので、この間につきましても、就学援助制度における当交給食費を支給してまいります。
今後の対応につきましても、就学援助制度は、原則的に学校給食費相当額を支給するものであるとともに、新型コロナウイルス感染症拡大による影響から生活を守る取組といたしましては、本市の緊急経済対策のーつとして総合的に検討されてきたところでございますので、引き続き状況変化を注視してまいります。
質問②
就学援助申請について伺います。
コロナの影響により、これまでの申請手続きに変更が生じていると思われますが、申請、認定、支給などの変更について、伺います。
例年であれば、6月前半が申請期限となっていますが、期限の延長が必要です、伺います。
◎答弁②
就学援助の申請手続きについての御質問でございますが、
今年度につきましては、臨時休業等の影響により、申請時期等の日程を変更し、受付期間を6月30日まで、概ね1か月延長したところでございます。
また、認定作業を9月上旬までには完了させ、 9月中旬には支給する予定で判蒲を進めております。なお、受付期間後に、経済的理由により就学困難な状況となった家庭につきましては、随時、申請を受け付けてまいります。
質問③
新型コロナウイルスの影響により、就労ができなかった方、失業や休業で給与収入が激減している方、または自営業の方で、売り上げが激減した方など、家計が急変して経済的に困窮している世帯が増える中で就学援助対象者が新たに増えていると思われます。通常の申請案内とは別に、コロナ禍で新たに対象となる世帯が申請できるような、案内状と、申請用紙を配布する必要があると思いますが、伺います。
◎答弁③
就学援助の案内等についての御質問でございますが、
学校再開後の6月初旬には、新型コロナウイルス感染症の影響により家計が急変した際には認定となる場合がある旨を記載した案内について、学校を通じて配布するとともに、本市ホームページ上においても同様の周知を行ったところでございます。
また、申請書につきましては、ホームページ上でダウンロードできるほか、各学校にも必要書類を用意し、相談があった場合には、速やかに配付できるよう準備をし
ているところでございます。