12月24日、共産党市議団は教育長に緊急要請を行いました。
小田嶋 満 教育長様
学校における新型コロナ感染についての緊急要請
2020年12月24日
日本共産党川崎市議会議員団
団長 宗田裕之
市内の高等校・中学校・小学校において、校内での感染拡大が広がり、とりわけ、宮前区有馬中学校などでは、12月に入り、12月21日までに3度にわたり感染が確認され、児童・生徒・保護者に不安が広がっています。
学校内で度々確認される感染の実態は、濃厚接触者の追跡だけでは捉えられない、無症状感染の拡大が想定される事態になっていることを示しているのではないでしょうか。そこで、以下の点について、速やかに対応されることを要望いたします。
(1)新型コロナの感染が確認された学校では、プライバシーに配慮しつつ、保護者に対しできるだけ速やかに、確認された感染状況、検査対象、検査数、検査結果(陽性者数・症状の有無)等について、知らせること。
(2)市では、検査対象は「濃厚接触者」としており、その定義を広げクラス全員の検査を実施するケースもあるなど、一定改善されてきてはいるものの、検査対象となる基準は分かりづらいものになっている。感染者が確認された場合、教職員やクラスメートをはじめ、同学年の生徒、部活動の部員など広範囲の検査を行うこと。
(3)度々感染者が出ている学校施設では、無症状の感染が広がっていることを想定し、全校の児童・生徒・教職員を対象とした検査を行うこと。
(4)校内の消毒は、教職員の負担にならぬよう、スタッフを確保し作業にあたること。