2022年6月27日一般質問において、私は、①街路樹(サクラ)の健全度診断について、②カーブミラーについて、③AEDの管理について、④鶴川駅南口アクセスっ道路の整備について、⑤片平地域の生活道路の安全について質問しました。
2問目は、カーブミラーについて,建設緑政局長に伺いました。
質問①
2006年麻生区で、根本が折れたカーブミラーが倒れて女性が負傷。2007年中原区で、カーブミラーの支柱が折れて9歳の女の子の頭を直撃し7針縫う怪我となりました。2008年多摩区の市道脇に設置された直径80センチの鏡が二つついた重さ65キロのカーブミラーが根本から折れ、家屋の窓が壊される事故が起こりました。支柱の切断面の腐食によるものでした。カーブミラーが設置され始めてから63年が経ちます。カーブミラーの耐用年数は10年と言われているにもかかわらず、2006年以前は点検調査が行われていませんでした。そのことにより3年続けてカーブミラーによる事故が相次いで起こりました。2012年には、台帳に記載されていなかったカーブミラーが転倒する事故もありました。そこで私はこれまでカーブミラーの設置状況、点検調査、補修、また台帳に記入されていないカーブミラーの掌握などについて質問を行い、緊急対応を求めてきました。現在のカーブミラーの設置・調査状況などについて、伺います。
◎答弁
カーブミラーについての御質問でございますが、設置数につきましては、現在、市内には約8,000基ございまして、点検につきましては、川崎市道路維持修繕計画に基づき、各区内を5分割し、 5か年で全基数の点検を定期的に行っております。点検方法につきましては、各区役所道路公園センターの職員が、近接目視検査、ゆすりによる状態確認、支柱の打音検査、基礎状況の確認などを実施しております。
質問②
市内に約8000基あるカーブミラー。各区内を5分割し、5年で全基を点検しているとのことです。点検方法については、職員による目視や支柱を揺らす、支柱をたたいて打音検査を行うなどの点検を行い、不具合があった場合は、基礎部をコンクリートで補強、支柱については2007年から耐久性に優れた亜鉛メッキ仕様を行い錆止めしているとのことです。
このように、亜鉛メッキでさび止めをしていたのですが、メッキ使用をしてから15年たっていることもあり、劣化によって剥がれてサビが出ているところがあります。補強したところについても、点検調査が必要と思いますが、伺います。
◎答弁
カーブミラーについての御質問でございますが、劣化等が確認され補強した箇所につきましても、施設の状態を把握するために、定期点検において確認を行っているところでございます。
質問③
補強したところについても定期点検において、確認を行っているとのことです。
今回のメッキの剥がれが、たまたま見逃したものであれば、いいのですが。いずれにしても、急ぎ、補修をお願いします。
カーブミラーの向きがおかしい、ミラー自体が凸凹している、曇っているなどの意見が道路公園センターにも寄せられているとのことです。このミラーのような状況になる原因と対応について、伺います。
◎答弁
カーブミラーについての御質問でございますが、向きのずれや鏡面の凸凹、曇りなどの原因といたしましては、車両の接触など様々な要因が考えられるところ
でございます。今後につきましても、各区役所道路公園センターと連携を図り、点検結果を踏まえながら適切な維持管理に努めるとともに、市民の皆様からの陳情等にも迅速に対応してまいります。
ディスプレイ結構です
質問④
カーブミラーの支柱については、耐用年数が10年ということですが、ミラーの耐用年数について、伺います。
耐用年数に応じた調査。更新を行うべきと思いますが、伺います。
◎答弁
カーブミラーについての御質問でございますが、耐用年数につきましては、設置された道路の状況や環境により異なりますが、国士交通省の「小規模附属物点
検要領」に準じて、おおむね30年をーつの目安としております。
維持管理につきましては、定期点検のほか、日常の道路パトロールや市民の皆様からの陳情等により、損傷などを確認した場合は、更新や清掃など適切に対応しているところでございます。
要望
道路公園センターに寄せられている、カーブミラーに関する要望は、昨年1年間で、489件、内訳は、設置について120件、補修が369件とのことです。
市内8000基のカーブミラーの点検は、定期点検と、毎日行っているパトロールによって行っているとのことですが、それでも、市民の皆さんからの補修要望が1年で、369件あるとのことです。支柱については、耐用年数が10年ということもあり、この間点検が強化されてきましたが、ミラーについては、今回耐用年数が約30年ということがわかりました。車両の接触によるゆがみが考えられるとのことです、であれば、接触による金属疲労もかんがえられます。支柱と合わせて、ミラーの定期点検も行えるよう、予算や人員体制の十分な対応を要望しておきます。