11月9日、共産党市会議員で地域活動支援センターの視察をしました。川崎区大島の「糸ぐるま」と高津区溝口てくのかわさきにある「喫茶ほっと」でお話を伺いました。
地域活動支援センターは川崎市の単独事業。将棋者総合支援法に基づく通所施設は、障害程度区分によって、重度のところか、就業を目指すかに分けられてしまい、社会参加から始める施設がないことから、市の補助金で通いやすくさまざまなニーズに合った作業ができる地域活動支援センターの存在は大きいです。市の補助金の出し方は、前年度の定員に対する利用者数で毎年査定し、B、C、Dにランク分けし、その差が100万、200万と大きいため、その年に病気が流行ったり、障害のために来られない人が出ると翌年日除菌が減らされる。この弊害は大きく、これまで、ずっと固定費の保持所を求めています。
「糸ぐるま」では①補助金の支給額について、②「ランク」の変動の時期について、③自主製品づくりや、作業活動などへの積極的な支援の強化。その他に、トイレについては男女兼用の一カ所でなく複数に、補助金の支給を早くしてほしい、などの要望がありました。
作業している様子を見学させていただきました。
「喫茶ほっと」では、①地域活動支援センターのランク制度、②どのような人を対象にしているか、③「喫茶ほっと」の支援方針・特徴、メリットやデメリットなどについて、報告を受けました。施設庁からは、要望も出されました。①コロナ禍を考慮した実績評価をしてほしい。②新規設置を認めてほしい。③運営の安定化・補助金を増額してほしい。④現行B~Dの類型を増やすなどして、補助金増減幅を減らしてほしい。⑤電話相談を通所とカウントしてほしい。⑥加算だけでなく、補助金本体を増額・強化してほしいなど。他にも、8050問題などについて意見を交わしました。
地域活動支援センターの意義、補助金の在り方、運営の大変さなどを直接聞き取ることができ、大変勉強になりました。議会活動に反映させていただきたいと思います。