議会活動報告

2022年12月議会で一般質問を行いました

2023年1月12日

2022年第5回川崎市議会定例会が11月28日から12月21日まで開かれました。私は12月19日、①鶴川駅南口アクセス道路・川井田人道橋の仮設橋設置等について、②ナラ枯れ被害の状況と対策・カエンタケ発生に対する注意喚起について、③リニア中央新幹線整備事業について、④乗り合い交通片平「CAP」の施行運行について、⑤廃棄防火服の再利用と消防団の防火衣の更新計画について、質問しました。

質問と答弁は以下の通りです。

鶴川駅南口におけるアクセス道路・川井田人道橋の仮設橋設置等についてです

質問①

私は6月議会において、鶴川駅南口、交通広場から岡上55号56号線につながる川井田人道橋について質問をしました。この人道橋については、車が通る橋に架け替える計画があり、その工事をする2年間は、人は通れないということです。工事期間中「仮橋を設置してほしい」との要望が出されており対応を伺いました。答弁では、「現在のところ町田市からは、計画していないと伺っているが、工事期間中における住民の負担が軽減できるように、町田市に要望しているとのことでしたが、その後の状況について伺います。

◎答弁

川井田人道橋についての御質問でございますが、当該人道橋につきましては、町田市が小田急1泉鶴川駅周辺で、士地区画整理事業における新たな駅南口の交通広場と、当該広場へアクセスする道路として川崎市道を再整備する中で架け替えを行うものでございまして、町田市へ工事期間中の仮橋設置等の要望をお伝えし、協議を進めているどころでございます。

質問②

実は、この人道橋が2年間も利用できなくなる計画を知らされたら大変困るということで、地域の皆さんが、「川井田人道橋を利用する住民の会」を立ち上げました。「岡上住民に限らず、横浜市青葉区民、町田市民、ヒルズ川崎聖地墓参者など、川井田人道橋を利用している方は多くいます。そのため工事が長引くと大変な不便を被ります。遠くにある橋を迂回するのは、歩行困難者にとっても、大きな負担となります。そこで、工事期間中であっても、仮橋を設置してほしい」との要請書を町田市に届けたいと署名を始めました。署名は次々寄せられ、一次分として、11月4日に町田市長と都市づくり部長に届けてきました。署名はその後も、集められているとのことです。町田市の職員は、岡上に限らず、町田市民も利用していることは、初めて知ったとのことでした。その後11日には、町田の担当課から「川井田人道橋の仮設橋設置に関するご要望については、要望書を検証し、川崎市とともに要望に対する対応を検討します。」との返事が文書で届きました。すぐにでも、町田市と話し合い、仮橋設置について実現の方向で強く要望すべきと思います、伺います。

◎答弁

仮設橋設置についての御質問でございますが、町田市からは、本年11月に住民の方から川井田人道橋の仮橋設置に関する要請を受取り、要望に対する対応を検討することを回答している旨の報告があったところでございます。本市といたしましても、工事期間中における住民の皆さまへの負担が軽減されるような対策は必要と考え、協議を進めてまいりましたが、この度の報告を受け、改めて、仮橋の設置等について町田市と協議を進めてまいりたいと考えております。

町田市も川崎市も、共に仮橋の設置について検討していくとのことです。ので、よろしくお願いいたします。

質問③

次に川崎市道岡上40号線と55号線の交差点については児童の通学路になっていることから、信号機を設置してほしいとの要望がありましたが、「交通管理者と協議を行ったが、設置しないこととなった。けれども本市としては、児童の安全対策は重要なので、関係機関等と協議・調整を進めていく」とのことでしたが、協議状況について、伺います。

◎答弁

安全対策についての御質問でございますが、川崎市道岡上40号線と55号線の交差点につきましては、交通管理者と信号機設置に関する協議を実施しておりましたが、計画交通量が他の幹線道路と比べて少ないことから、現時点では設置しないこととなったものでございます。本市といたしましても、本交差点が通学路に指定されており、児童の安全対策は重要と考えておりますことから、現在、注意喚起のための看板設置や交差点のカラー舗装化などの安全対策について、町田市と協議・調整を進めております。

現在、安全対策として、注意喚起のための看板設置や交差点のカラー舗装化などについて、町田市と協議・調整を進めているとのことです。引き続き安全対策の協議を進めていただくよう要望しておきます。

質問④

岡上小学校に子どもを通わせている親からは、せめて通学時間帯は工事車両を走らせないでほしいとの声も寄せられています。対応を、伺います。

◎答弁

工事期間中の安全対策についての御質問でございますが鶴川駅南ロアクセス道路につきましては、鶴見川に架かる川井田人道橋から都市計画道路真光寺長津田線の岡上駐在所前交差点までの区間を再整備する予定であり、当該区間については、岡上小学校の通学路に指定されていることから、児童への安全対策は重要であると考えております。町田市からは、工事着手前に小学校や近隣住民の皆様へ丁寧な説明を行うとともに、工事実施にあたっては、安全対策について十分配慮していくと伺っております。

要望 町田市は、工事実施時の安全対策について十分配慮していくとのことです。通学時間帯の工事車両は走らせないよう伝えていただくことを強く要望しておきます。

ナラ枯れ被害対策とカエンタケ発生に対する注意喚起について伺います。

質問①

この間私はナラ枯れについて質問してきました。ナラ枯れ被害は2020年は700本、2021年は2600本と増えたことから危険木290本を伐採したとのことでした。令和4年度の被害状況と対策について伺います

◎答弁

公園緑地におけるナラ枯れについての御質問_でございますが、

今年度、新たに確認したナラ枯れの被害につきましては、本年11月末時点で1,504本どなっております。このうち、倒木等により被害の生じるおそれがある、住宅に隣接する樹木や園路沿いの樹木について、重点的に伐採等の対応を行っておりまして、対象樹木については、 751本となっております。対象樹木のうち、これまでに349本の伐採等を実施したところでございまして、残りの402本につきましても、引き続き、取組を進めてまいります。

質問②

いまだ、ナラ枯れが広がっていることがわかりました。伐採しなくてはいけない木も残り402本あるとのことです。ナラ枯れ対策としての伐採現場を見ましたが、伐採はしたものの、中には搬出が困難なところもあり、作業員が手作業で機材を運び、伐採を行っていました。安全を留意しての作業です。体制の強化や予算の確保は引き続き必要です。伺います。

◎答弁

ナラ枯れ対策についての御質問でございますが、今後につきましても、引き続き、関係部署と連携し、被害状況に応じ、必要な予算等の確保に努めてまいります。

質問③

よろしくお願いします

カエンタケについて、伺います。(ディスプレイお願いします)

カエンタケはナラ枯れの被害木付近に発生することが多いと言われています。カエンタケの特徴、症状、市内での発生状況について伺います。

◎答弁

カエンタケについての御質問でございますが、特徴といたしましては、赤い炎のような形状のキ’ノコであり、非常に毒陛が強く、触れただけで皮膚の炎症を起こすと言われております。市内の公園緑地におきましては、これまでに、 4か所で確認したところでございます。

質問④

ナラ枯れは市内全域で発生しています。毒性の強いキノコであることから注意喚起が必要です、取り組みについて伺います。

◎答弁

注意喚起についての御質問でございますが、本市のホームページにおいて、カエンタケの特徴や、公園緑地内で発見しても絶対に触れずに各区役所道路公園センターに連絡することなどについて掲載し、注意喚起を行っているところでございます。

リニア中央新幹線整備事業について、伺います。

質問①

ディスプレイお願いします①

リニア新幹線のトンネルは、品川区から相模原市に向け走行予定であり、その間は4工区に分けて工事が行われています。川崎市内のリニア工事は延長16,3キロすべて大深度トンネルです。トンネルを掘るシールドマシンの調査掘削については、これまで2箇所で行われていますが、北品川工区では予定していた300メートル区間に対し、50メートルでマシンに不具合が発生し、3月に停止したままで修繕が12月末までかかるとのことですが、未だ見通しが立っていません。また、愛知県の坂下西工区では、なんと40センチ削ったところでシールドマシンのカッタービットの損傷がわかり調査掘削の再開の時期すら確定していません。

ディスプレイ②

市内でのトンネル工事に使われるシールドマシンは、梶ヶ谷立坑から等々力立坑と東百合ヶ丘立坑に向かい、東百合ヶ丘立坑からは片平立坑に向かう、合計3台が稼働することになります。

ディスプレイ③

現在東百合ヶ丘立坑においては片平立坑に向けてトンネルを掘るための準備工が行われています。すでに直径14m、重さ3000トンの巨大なシールドマシンの組み立てが終わり、試運転も11月に終了したと聞きます。来年度からいよいよ掘進工事が始まるものと予想されます。

改めて梶ヶ谷および東百合ヶ丘からのシールドマシンによる掘削工事の開始時期を確認すべきです、伺います。今後の、掘削計画についても、伺います。

◎答弁

リニア中央新幹線についての御質問でございますが、トンネルエ事につきましては、現在、梶ケ谷非常口及び東百合丘非常口において、シールドマシンの組立が完了し、s-ルドトンネルを掘り始める準備を進めていると、JR東海から伺っております。今後につきましては、来年1月に予定されています掘進工事の説明会において、シールド掘進工事のスケジュールを説明する予定であると、同社から伺っております。

質問②

2年前調布市での東京外環道工事による陥没事故で明らかなようにトンネルの真上およびその近隣では地盤沈下、空洞、振動などにより家屋に被害がでており本市でも起こる心配があります。現在家屋調査はどこまで進んでいるのか、工区ごとの対象件数・実施済み数・終了時期等について進捗状況を伺います。()

◎答弁

リニア中央新幹線についての御質問でございますが、家屋調査につき.ましては、JR東海から、市内の対象範囲の家屋が約3,000件、調査案内済みが約900件、このうち約7割の方から、調査に協力する旨の回答をいただいており、順次、調査を実施していくと伺っております。

マシンの組み立てが終わり、来年1月には掘進工事の説明会が行われるというのに、家屋調査の案内が3000件の内、900件しか終わっていないでは遅すぎます。

また工区ごとの数字がわからないでは困ります。JRにたいし、強い姿勢で臨んでいただくよう要望しておきます。

質問③

次に 陥没事故があった外環道の調布ではトンネル近くを流れる入間川から野川へ分水される分水管路(内径2、2mで地表から2mから7m深さに設置された埋設管)が振動と沈下で菅同士の接合部8カ所が壊れるとか下水管のマスの沈下やガス漏れなどライフラインに損傷があったと聞きます。本市の飲料や・工業用水を賄う水道水は相模川、酒匂川水系から取水していますがその導水ずい道や導水管は相模原市2箇所、町田市1カ所、麻生区2か所の合計5箇所でリニアトンネルに近接交差しており、特に相模原市橋本を通過する内径3,5mの第2導水ずい道はトンネルと近接交差すると聞きます。僅か4m上に直径14mという5階建てのビルの高さに相当する巨大なトンネルが掘られ、重さ3000トンのシールドマシンの荷重および振動による損傷が心配されます。2021年12月議会の石川議員の「導水ずい道に影響を与えずに工事ができるのか」との質問に「第2導水ずい道に与える影響を確認するとともに、施行時や、共用開始後に支障が生じないよう安全対策について、ひきつづきJR東海と協議を進めていく」と答弁されています。損傷の有無の確認はどのようにされるのか、上下水道事業管理者に伺います。

また、相模原以外のトンネルと交差・近接しているところの上下水道管、ガス管などのライフライン埋設管について調査を行なっているのか、これはまちづくり局長に伺います。

◎答弁(下水道事業管理者)

リニア中央新幹線による第2導水ずい道への影響についての御質問でございますが、

はじめに、ずい道の損傷の有無を確認する方法につきましては、りニア中央新幹線の近接工事施工時における第2導水ずい道の変位の有無を監視することや、施工前と施工完了後の状態を調査し比較することなどを、 JR東海と協議、調整しているところでございます。また、供用開始後に支障が生じないよう安全対策について、引き続きJR東海と協議してまいります。

◎答弁(まちづくり局長)

リニア中央新幹線についての御質問でございますが、埋設管の調査につきましては、シールドトンネルと交差するガス、電気などのインフラを管理する各事業者に照会の上、適切に協議を行っていると、JR東海から伺っております。

質問④

片平立坑の工事が始まっていますが、搬出する土砂の搬出先について、伺います。また、自然由来の重金属その他の化学物質の有無の検査は行っているのでしょうか、伺います。

◎答弁

リニア中央新幹線についての御質問でございますが、片平非常口工事における発生士につきましては、 JR東海からは、極力、自社用地内の埋立に活用することで、ダンプトラックの台数を削減するものとし、場外へ搬出する士砂は、公共事業等に活用するため、受け入れ先の基準に合わせ、必要な調査を実施し、士砂を搬出していくと伺っております。

質問⑤

片平立坑ヤードの隣に麻生総合高校があり、トンネルは校庭の真下を通ることになっています。立坑掘削による重機や設備稼働による振動・騒音が発生し、勉学の障害になることが考えられますが、対策について、伺います。

◎答弁

リニア中央新幹線についての御質問でございますが、片平非常口工事における振動噛蚤音対策につきましては、ヤード周辺の防音壁や仮囲いの設置、低騒音型・低振動型建設機械の使用、クレーンのエンジン部分への防音カバーの設置などの対応を行うとともに、騒音振動の簡易計測を行い、リアルタイムでモニターに表示し、近隣の

方々が確認できる取組を実施していると、 JR東海から伺っております

乗り合い交通片平「CAP」の試験運行について、伺います。

質問①

10月17日から来年2月までの期間において、川崎市が片平地域コミュニティー交通推進協議会と共同で、ミニバンを使った乗り合い型のコミュニティー交通「CAP」の試験運行が行われています。この事業の概要と目的について伺います。

◎答弁

コミュニティ交通についての御質問でございますが、麻生区片平地区におけるトライアル運行につきましては、コミュニティ交通の導入に向けた地域の主体的な取組でございまして、需要把握の深度化を目的に実施しているものでございます。運行は、月曜日と金曜日の週2回、9時から17時までの間に16便の定時定路線の無償運行を行っているものでございます。

質問②

CAPを利用するには事前登録とカードの発行が必要とのことで10月7日と10月9日の2か所で事前登録会が行われました。登録状況について伺います。利用したかったけれども、登録会に行くことができなかった方がいたのではないかと思われます。未登録の人は利用できないのかについても伺います。

◎答弁

コミュニティ交通についての御質問でございますが、本トライアル運行につきましては、運行開始に向けて、事前に地元協議会が開催した会員登録会では、約300名の登録をいただいております。未登録の方の利用につきましては、運行車両において、会員登録申込書をお配りしており、会員登録の手続きを行った上で、御利用いただいております。

質問③

事前登録会にいけなかった人は手続きすれば利用できるとのことでほっとしました。試験運行が始まって2か月が過ぎました。CAPを利用している方や、このCAPが運行している地域の方、老人いこいの家、片平会館を利用している方々のこの事業に対する期待の声や要望について伺います。また、車が6人乗りということに対する心配の声もあるかと思いますが、課題について伺います。

答弁

コミュニティ交通についての御質問でございますが、はじめに、本トライアル運行につきましては、主に買い物や通院に御利用いただいているどころでございます。

また、停留所を設置している老人いこいの家等の施設からは、施設を利用する方々から感謝の声を頂いていると伺っております。

次に、課題につきましては、満員で利用できないことを懸念して乗車を控える方がいらっしゃることなどにより、需要把握に影響が生じる恐れがあることなどがございます。

質問④

来年2月に試験運行が終了した後の予定について伺います。

◎答弁

コミュニティ交通についての御質問でございますが、本トライアル運行につきましては、利用者の属性や乗降した停留所の把握を行っているこどから、利用状況を分析゛鋸正した結果を踏まえて、地元協議会や関係事業者と連携し、運行手法や運行計画の検討に取り組んでまいります。

質問⑤

片平「CAP」以外にも、地域協議会を立ち上げているところが市内に9カ所あるとのことですが、状況につて伺います。

◎答弁

コミュニティ交通についての御質問でございますが、地元協議会につきましては現在、 10地区で設立されております。このうち、本格運行を行っている地区は、麻生区高石、多摩区長尾台、宮前区野川南台、及び白幡台の4地区でございます。

また、導入検討を行っている地区は、片平地区のほか5地区ございまして、宮前区平・五所塚地区は需要把握の深度化を図るためのトライアル運行を開始したところでございます。多摩区、枡形を中心とする阜駄天地区につきましては、本年9月に協議会が設立され、アンケートによる行動特性調査が行われているところでございます。多摩区生田山の手地区につきましては、オンデマンド交通の実証実験結果などを協議会と共有するとともに、他地区の取組状況を踏まえた進め方について、協議会による検討が行われているところでございます。また、麻生区、岡上西地区及び、細山・向原・金程・千代ケ丘地区につきましては、地元協議会の検討段階に応じて支援を行ってい

く予定でございます。

地元協議会については10地区で設立されており、本格運行を行っているのが4地区、導入検討を行っているのは片平を含めて6地区とのことです。麻生区の岡上西地区及び、細山・向原・金程・千代ケ丘地区については、地元協議会の検討段階に応じて支援を行っていく予定とのことです。

今回取り上げたCAPが走る片平地域は、山坂が多いうえに、バスも走っていないところです。駅に行くにも、老人いこいの家に行くにも多くの時間がかかり、急坂を上り下りしなくてはなりません。何としても、本格運行に結び付け、岡上西地区及び、細山・向原・金程・千代ケ丘地区の取り組みにつながるよう特段の支援を要望しておきます。

廃棄防火服の再利用及び消防団の防火衣の更新計画について、伺います。

質問①

私は9月議会において消防団員の貸与被服費について質問を行い、防火衣については現在上着のみですがズボンは防火でないことから、今年度より順次上下とも新しい防火衣に更新していくとの答弁をいただきました、予算との関係で、今年度は13着のみの整備とのことでしたが、消防団員は1067人いらっしゃるわけですから、急ぎ予算をつけて更新していただきたいと要望していましたが、来年度の見通しを、伺います。

◎答弁

防火衣更新の見通しについての御質問でございますが、上下式防火衣につきましては、全団員に貸与できるよう検討を行っているところでございます。防火性能等が強化された防火衣の導入は、火災防ぎょ活動時等における安全確保などの観点から大変重要であると考えておりますので、早期に整備できるよう関係局と協議を進めているところでございます。

早期に整備できるよう関係局と協議を進めているとのことですが、更新の数字については今のところ明らかにできないとのことです。予算をしっかりつけて、団員全員の整備を急いでいただくことを要望しておきます。

質問②

次に市内消防職員の消火作業に用いられている防火衣の数、更新状況、在庫など、現状について伺います。

◎答弁

消防職員の防火衣の現状についての御質問でございますが、火災等の災害活動に従事する職員用の防火衣の数は、844着となっており、更新状況につきましては、使用期間を概ね8年としておりまして、毎年100着程度を更新しております。また、防火衣の保有数としましては、令和4年4月1日時点で、非常用防火衣も含め、 1,276着となって

おります。

質問③

毎年100着程度が更新しているとのことです。では、更新していらなくなった防火衣はどうされているのか、扱いについて伺います。

◎答弁

更新後の防火衣の扱いについての御質問でございますが、使用期問を経過した防火衣につきましては、劣化により活動に支障があると認められるものは廃棄しており状態が良好なものにつきましては、非常用として保管しております。

質問④

劣化により活動に支障があると認められるものは廃棄しているとのことです。

実は先日新聞報道で、「廃棄防火服に新たな命」という見出しで、茅ケ崎市消防本部が廃棄予定の防火服や救助服を再利用して、バッグやキャンプ用品を作り販売すると伝えられていました。防火服の基準変更により、新しい防火服に変える必要があり、防火服など約280着を廃棄する予定だったとのことで、廃棄対象は約1トンで処分には数十万円の費用がかかる、もったいないから再利用できないかと考えたとのことです。消防士が、火災現場で着る防火服や救助服は難燃性や耐久性に優れていること、火の粉やすすの汚れが残ったまま再利用することで、数々の現場をくぐり抜けてきた臨場感が伝わる。商品に触れることで消防の仕事や防災に関心を持っていただきたいとの思いがあるとのことです。

今後、本市でも、消防職員や消防団の防火衣の更新時に機会があれば、このような取り組みはできないでしょうか、見解を伺います。

◎答弁

防火衣の再利用についての御質問でございますが、防火衣の再利用につきましては、他都市の消防本部において様々な取組が行われており、廃棄防火衣を加工しバッグなどの用品として市民に触れていただくことは、消防の活動について関心が得られるものと考えております。しかしながら、加工に要する技術などの課題もありますことから、本市における再利用の取組につきまして、調査研究してまいりたいと考えております。